2008年 11月 14日
パリ8区のコンサートホール Salle Gaveau サル・ガヴォー
パリのYAMAHAから招待券を頂き、Salle Gaveauへセルゲイ・タラソフ氏のピアノリサイタルへ行ってきました。
以前お世話になっていた方がタラソフと同門で、ウワサは兼がね耳にしていたのですが
聴きに行くのは今回が初めて。

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ホール内。

写真だと上手く伝わっていないのですが
オルガンの装飾がとっても素敵なんです。

確か…数年前に改装した、はず。
(記憶があいまい)



Salle Gaveau は素敵なんですが
音響はちょっと…響きがまとまらず、もったいない。
ここはたっぷりした音量を!という部分で、どことなく不満が残ります。
鳴らないので、聞こえるべき音が聞こえず、混沌とした印象。
残響も少なめ。聴き手が一生懸命音の行方を辿らないと、聞き逃す。みたいな。
そして、ウワサの…「地下鉄の走る音」。やはり聞こえます。
聞こえた、と言うよりも振動が伝わってきた、という感じ。
ハイドシェックが昔、カシオペ版の録音でSalle Gaveauを使用した時、
日中だとマイクが地下鉄の音を拾ってしまうので、終電後、夜中に録音したという話は
ファンの間では有名なエピソードですが、やはり…録音には不向きでしょうねー。

ただし、座っている場所によっては気にならないかもしれません。
私は前半、席がピアニストの真正面で、あまり好きな状況ではないので
後半、後ろのほうに席を移したのです。
地下鉄の音が聞こえたのは、後半。


タラソフの演奏は、ホールの影響で「ダイナミック」さは残念ながら…効果半減かな。
でも、繊細さは良く伝わってきました。
素晴しかったのは、リスト編曲/シューベルト歌曲 の3曲。
(プログラムは記事の最後に載せてあります)
そして、アンコールのラヴェル:水の戯れ も良かった。


タラソフはコンクールコレクションでもしているのか、と言いたくなる経歴の持ち主。
17の国際コンクールで上位入賞をはたしています。すごすぎ。
でも、これはコンクール狂いの父親の影響とか。
数年前には、風のウワサで「飲酒運転で事故を起こした」という話も聞こえてきたり。

なかなか大変な人生のようです。
舞台で見せる、独特な「寂しさ」が妙に印象に残ったリサイタルでもありました。。

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セルゲイ・タラソフ ピアノリサイタル 会場:Salle Gaveau

<プログラム>
シューベルト:ピアノソナタ ハ短調 作品958

シューベルト/リスト編曲:
「万霊節の日のための連祷」 (Litanei)
「舟歌 夜のしじまに」 (Barcarole "Natten er saa stille")
「水車職人と小川」(Der Muller und der Bach)

ラフマニノフ:前奏曲 作品3 
ラフマニノフ:ピアノソナタ 第2番 作品36


Salle Gaveau
45 rue la Boétie 75008 Paris


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by moncheminparis | 2008-11-14 21:04 | ピアノ piano


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