2009年 10月 24日
パリ生活、10年
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自分でも信じられないのですが、先日渡仏10周年を迎えてしまいました。
うそ?そんなに経った??と思う反面、懐かしくもあり。
パリに行く。とほぼ勝手に家を飛び出した私。あの頃の私は後先考えないお馬鹿さん。。


日本でビザを取って、フランス入りし、空港で入国のハンコを押してもらって。
その日付が、1999年10月22日。
フランスへ到着した日、(当時アパートはもう決まっていた)日本から持って来たインスタント食品で夜ご飯…
荷物はトランク1つだけ…その寂しさったらなかったですね。
これから始まるんだ~という高揚感と、1人暮らしの孤独を両方感じていました。

当時はネットも、常時接続なんてサービスはなくて
懐かしのダイヤルアップ、しかも海外ローミングサービス。
繋ぐとPCからピーガガガッとかって通信音が聞こえる、あれです。
いちいち接続を切って、オフラインでページを閲覧。そうしないとどんどん追加料金がかかる。
今なんて常時接続は当たり前、日本までは電話無料ですからね~。世の中変わりました。
(私の加入しているプロバイダは国際電話が世界各地ほぼ無料なのです)

10年前のあの日は電話線もまだ引いてなくて。
近所の公衆電話でやりとりしてた!懐かしいなぁ。もちろん携帯なんて持ってませんでした。
日本へ電話するのに、どのサービスが一番安いか、なんて躍起になって探していた時代です。

今や留学生は電子辞書が主流で、みんなスマートに単語を調べているけど
当時はもちろんそんなもの。。。贅沢です。
だから小さな辞書をいつでも一緒に持ち歩いて、わからなければ恥ずかしさも捨ててその場で調べる。
こいつフランス語出来ないんだ…の冷たいフランス人の視線を「いつか覚えてろ!」とガソリンに変えて。
出かける前には、色々とシミュレーションして、使うかもしれない単語をメモしておく。
英語を使うのは最後の手段、と心に決めて。
小さな辞書を持ち歩く習慣は、フランス語に不自由を感じなくなった今でも抜けませんね。
ずっと同じものを使っているので、もうボロッボロです。でもボロでもいいの。お守りみたいなもんです。

初めての滞在許可証申請、…緊張したなあ。。
留学生のバイブル、「成功する留学」をもちろん参考にして。
フランスの役所はいじわるだ、と固定観念があったので(笑)すごく不安だったのを覚えています。
申請してすぐには許可証はでなかったような。
確か、受け取るには他の手続きがあって(健康診断とか)最後はシテ島のデカイPoliceまで行った記憶があります。
あのPoliceの威圧感…建物も警察官も。フランス語が怪しいのでいちいち緊張。ホント大変でした。

そんな感じでバタバタと日常が過ぎていき試練の日々だったけど、
学生生活、ハイドシェックとのレッスン再開など、さらに刺激多く時間はあってもあっても足りない!
自分がそれまで持っていたささやかな価値観なんて、ゴミみたいなものでした。
目からウロコどころじゃありません。

実は。留学前、「パリの日本人には気をつけなさい。」と、ウワサを聞いていて。
うかつに友達も作れないのか、パリ生活は厳しいな…と思ってましたが、
そんな中、刺激し合いながらも楽しく心を許せる友人が出来た事、感謝。

10周年を迎えた夜。
大好きなメンバーに囲まれて、ささやかにお祝いを出来た事、私の大切な思い出となるでしょう。
みんなありがとう。友達も、師匠たちも、両親も、その他の家族も。
あまり過去を振り返る性格じゃないので、うっかり見逃しそうになるけど、
今の自分は周りの支えがあったからこそ、と思う事を忘れないように。
そして、いつも耳と心を開いて、素直な気持ちで生きていきたいなと思います。


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by moncheminparis | 2009-10-24 12:21 | 日々のこと… d'habitude


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