2010年 04月 19日
4月16日:ハイドシェックマスタークラス ドビュッシー前奏曲集第2集より 
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*4月16日(金) スコラカントルム音楽院にてハイドシェックマスタークラス終了しました*

<プログラム>
ピックウィック卿を讃えて "Hommage a S.Pickwick, Esq.P.P.M.P.C."
カノープ "Canope"
交代する3度 "Les tierces alternees"
花火 "Feux d'artifice"



先週に引き続き、ハイドシェックドビュッシーの前奏曲集第2集、最後の4曲です。
この日は私が演奏を担当しました。
実は、ちょっとしたアクシデントで、4曲全部を担当する事が数日前に決まり…
予定外のスケジュールで危ない綱渡りをしましたが(笑)なんとか、ギリギリで仕上げました。
これもまた、経験ですね。

演奏をしたので、その視点も交えてのレポートです。
プログラムの流れは

ピックウィック卿を讃えて』…少々皮肉も交えた、でも暖かいユーモアに満ちた曲
カノープ』…静かな悲しみに満ち、究極に美しい芸術作品(カノープ:エジプトの古い壷)
交代する3度』…やわらかな3度の動きから浮かび上がるテーマの美しさを味わう曲
花火』…華やかで驚きに満ち、ピアニストの腕の見せ所。最後にフランス国歌モチーフで締めくくる。


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前奏曲集第2集は、全曲3段楽譜で表記してあります(普通はト音記号とヘ音記号の2段)。
より立体的に陰影を付けて、深く掘り下げて書いてあるのが第2集。(ゆえに落とし穴注意!譜読み慎重に)
3段楽譜にペダルも酷使して、まさに2本の腕と2本の足をマルチで使う、頭を使う曲集です。
いかに多彩に繊細に、ドビュッシーのメッセージを伝えるか。

ピアノ演奏で空間をのびたーりちぢんだーりさせ、漂う浮遊感を大得意とするハイドシェックによる
目からウロコが次々と落ちる、居合わせたピアニストはみんな楽譜に書き込むので必死な…
貴重マル秘っぽい、ありがたいマスタークラスとなりました。
レッスン後も話題が耐えず、ピアニスト同士であーだこーだと話し合う熱いレッスンです。素敵でしょ。


気さくなハイドシェックの周りには若いピアニストが沢山集まってきます。
みんな仲間。ハイドシェックは決して上から目線で話をしません。
共に学び、影響し合っていく。若い世代から学ぶ事も多いと言うハイドシェック。
マスタークラス後は、打ち上げ。残った数名とハイドシェック夫妻を交えて23時過ぎから食事…(>_<)
そこでもハイドシェックの優しさやユーモアに触れ、良く笑いよく食べ(特にハイドシェックが)、
実は私は疲れてフラフラでしたが(笑)、元気な師匠に背中をドンっと押され、解散となりました。


まだまだ研究するべき事の多い作品たち。
ピアノ道は命ある限りどこまでも続きます…



**ブログ内ハイドシェック情報**
ハイドシェック来日ツアー2008
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by moncheminparis | 2010-04-19 12:16 | ハイドシェック en France


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