2010年 05月 11日
また動物救助。。
私は最近、動物の神様に試されてるんでしょうか…
ついこの間、近所の迷いワンコを救出したばかりなのに
今日はまた難題が…なんと、野生の、鳥!傷ついて家の前に落ちてたんです。。。涙

そう、それは平穏な朝でございました。
私は特に仕事もなく、今日はのんびり日。
家の中片付けて~~~、あ、ゴミ箱いっぱいだわ。外に出しにいかなくちゃ。

よっこらしょ。

と、そこに。
なにやら鳥がツンツン歩いているではないですか。
この辺は鳥が多いし、特に驚くような風景じゃないんですが、どうもオカシイ。
その鳥、飛ばないでツンツン歩くばかりで、一向に飛ぶ気配なし。
と言うか、飛べないっぽい。。よく見ると羽の片方が変な形に折れている…。それに良く見るとヒナっぽい。

002.gif002.gif002.gifガーン002.gif002.gif002.gif
見たくないものを、見てしまった。。。


そこで頭ぐるぐる。
そー言えば。今日は朝から鳥がピーピーとうるさく鳴いていたな、と思い出した私。
窓から何度も鳥が行き来しているのが見えたし。
裏の大木に(我が家は田舎)鳥の巣があるらしい気配は前から知っていたんですが。
まさかの「巣から落下したヒナ」目撃??

いや~ん。。。困るし。。そういうのに弱いし。。どーしよう。。。


ここでの「どーしよう」には大きく分けて2種類あり。


その1
何かしてあげられることはないか?


その2
しかし、この子は野生動物。一度人間が手を出せばこの子は親の元には帰れないのではないか?



困った私。何故か日本の母に電話。
海外はるばるから何かと思えば、庭に小鳥が落ちてるの…って。迷惑な娘、それは私。

巣から落ちたら鳥は生きて行けない。
自力で飛べないのなら、助けても意味がない。
わかっちゃいますが、放っておけないじゃないですか。
しかも、親鳥っぽいのが、しかも何故か4羽も(親戚そろって緊急出動中か)、空を舞い、
そばに来たりしながらヒナに声をかけ飛べ、飛べ、とサインを送っているのが見えるんですよ。
そういうのに弱い私は涙が出ちゃうし。

しかも。
そこに、タイミング悪く今度は雨。。しとしとと降りしきる雨、しかも寒い。
小さなヒナ、気温が低いのは命取りになるのでは?と私の心臓はもう飛び出しそう。


観察を続けるも1時間経過、ヒナはやっぱり飛べません。
近所の獣医さんに問い合わせるも、野生の動物は扱えないの一点張り。予想してたけど。。
困った。このまま死んでしまうのか???


と、そこで思わぬ展開!!!
なんと。ヒナ、飛びました!おぼつかない感じではあったけど、飛んだ!!

良かった~~~~~親の元に行けば大丈夫。すごいなぁ。。。
と、これまた何故か日本の母に報告。(人騒がせ)
母。あら良かったじゃない、とうれしそう。ね、やっぱり助かったと分かるとうれしいもんです。


私もほっと一安心。さて、日常勤務に戻るか、と思ったそのとき。




ここで話は終わりません。長いです今回のブログは。


実は。。。
数分後、また親鳥が騒ぎ出したんです。
あれ???

と、玄関を開けると。。。

そこには。。。


なんと。。。


ヒナちゃん。玄関の雨よけ下にて、雨宿り中。。。。



002.gif002.gif002.gif2回目の、ガーン。002.gif002.gif002.gif


やはり、あの傷ついた羽では巣まで戻れなかったらしく、我が家玄関先へ戻ってきてしまったのです。
相変わらず降りしきる雨、そして気温の低さに、ヒナ、だんだん首が埋もれて丸っこくなって座り込み。
私が近づいてもキョロっと見るだけ、逃げない。。。と言うか、弱ってるっぽい。。。。
親鳥は、人間の家に近づきすぎた子供を助けられません。
だんだん見に来る回数が減る。かなりまずい感じ。
どーする私。
こういうときに限って、誰もいないし、1人ぼっちなんです。
誰か知恵を貸してくれ、というわけで、インターネット様登場。
調べるうちにちょっとひらめいた私。獣医さんの専門学校ってどうだろう????


ビンゴ!!!
Maisons Alfortに国立の大きな獣医学校あり。
そこで傷ついた野生の動物を引き取ると書いてある!
同じ県内、行けない距離ではない。

さっそく電話。
すると、丁寧に捕まえ方を説明してくれた後、連れて来て下さい、と神の一声!!!ありがたい!


さて、ヒナ。相変わらず雨宿り中。だんだん動きが鈍くなるばかり。
一度手を出したら、この子はもう親元には帰れない。
かなりの責任なので、私もなかなか思い切りが付きません。
でも、ヒナ、実は…私が何度も見に行く間になんだか間違って家の中に入ってきてしまったんです。。。涙

なんで入ってきちゃうかなぁ。。。なんで私がこんな目に合うのだろう?誰か私を試してる??


これも運命かと私はあきらめました。
しょうがない、まず適当なサイズの箱を探せば不思議なほどぴったりな箱があったりする我が家。
そこにホッカイロを数個開けて、暖かくしてやる準備。
そこにキッチンペーパーを敷いて。。。
次は、大き目のフェイスタオルを準備。
家に迷い込んでしまったヒナにじりっじりっと近づきます。
ヒナ、弱ってるくせに野生!やっぱり逃げる!転ぶ!転んでぼんやりしちゃう。
そこを、一気に。タオルごと、捕獲成功。あまりにもか細いその身体に、力の加減が分からずつい震えてしまう私。

くるんでやると、意外と大人しい。あったかいのかな?それともだいぶ弱っているのだろうか?
箱に入れ、空気の穴をいくつか開けて、暗くしてやると鳴きもしないでじっとしています。


そこからは決断力と行動力あるのみ。
獣医学校までメトロで鳥を運びましたよ。
運ぶ間、色々考えちゃう。
揺れるだろうし色んな人間の気配はするだろうし、ストレスで弱ってしまうんじゃないか?
さっきホッカイロを入れたけど、暑すぎないか?
タオルでくるんであるけど、息苦しくないのだろうか?
着くまでに弱って死んでしまったらどうしよう??



というわけで、心臓バクバク、小鳥とメトロの旅。
そんなときに限って、切符コントロールがあるし。
その箱なんですか?って聞かれるんじゃないかと余計な心配をする私(何も聞かれなかったけど)。


そして。やっと着いた獣医学校。
ヒナ発見からもう数時間経過。早くせねばと気がせく私。
まずあっち行って、紙をもらって記入して、そしたら別の場所に行って、保護した動物を預けて…
そこでとっても感じのいい女医さんと出会い、なんか肩の荷がすっと下りました。


どれ、ちょっと顔見せてごらん。
と、くるんだタオルをどけると…(どきどきの瞬間、死んでいたらどうしようとそればかり考える私)

019.gif019.gifカパッッ!!!019.gif019.gif
口を大きく開けるヒナ。
おいっ。メシよこせってか。って言うか元気じゃん。。。良かった。。。


あら~~かわいいベベちゃん(赤ちゃん)。
口開けちゃって、お腹すいてるのね。
人間で言うともう中学生くらいかしら。
あったかくしてもらってよかったわね~~~。
羽がちょっと傷ついてるわね、巣から落ちたのねきっと。
大きい子だから大丈夫、この子助かるわよ。

その女医さんも、前に鳥を保護した事があるそうです。
その子は羽がまだウブ毛のピンク色したヒナで、保護した時は寒さでほとんど気を失っていたのに
ドライヤーで暖めてやったら(獣医ならでは、大胆!)息を吹き返し、
その後世話をしたらちゃんと大きくなって、自然に返してあげたそうです。

大丈夫、野生の動物ってね、人間が思うよりもずっと、生命力があるのよ。
と、教えていただきました。
私、なんかオロオロしちゃって、恥ずかしかったなぁ。


と言うわけで、ヒナとの大冒険おしまい。
無事に空を羽ばたける日が来るように祈るばかり。
我が家に戻れば、落ちたヒナをまだ探し続ける親鳥の姿も見え、鼻がツンとしちゃいました。
もう保護したから大丈夫だよ、と言葉が通じればいいのにね。


でもね、言わせて頂きたい最後の一言。
やっぱりこんな目に合うのはもう二度とごめんです!
どきどきしすぎて後でどっと疲れが出た私…

c0086674_08062.jpg


助けたのはこんな子でした。この写真そっくり!
Merle(クロウタドリ)という
よく見かける鳥のようです。




今日お世話になった場所:
E.N.V.A(Ecole Nationale Vétérinaire d'Alfort)
CEDAF(Centre d'Accueil de la Faune Sauvage)
7 av de Général du Gaulle 94700 Maisons Alfort
Tél:01 43 96 73 73




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by moncheminparis | 2010-05-11 17:06 | 日々のこと… d'habitude


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