2014年 04月 15日
♪パリの八重桜フォト♪ うふ。 などと、ぶりっこしている場合ではありません。 大変ご無沙汰してしまいましたが、私は元気です。 1月。ばたばた 2月。ばたばた&日本帰省 3月。ばたばた&従姉妹来る&誕生日 4月。ばたばた → イースターのバカンスでお休み(今ここ!) ばたばたのそれぞれは、詳しくは思い出せません! ほとんどの理由はコンセルヴァトワール関連の仕事ですが 今年度は政治的な動きもあって、なかなか忙しくかつ目の離せない感じ。 実は、隣接する市がみな合併して大きなコミュニティがこの1月に誕生しました。 今まで市立だったものが、大きな地区の管轄に変わります。 それが良い影響を与えるのか、はたまたその反対なのか。 私にはまだ良くわかりませんが、 少なからずの不安をスタッフに与えていることは確か。 学長も、講師陣もみな不安です。 決定されたことに、ただ従うしかない力の弱い私たち講師には 何も意見することなど出来ないような、気もします。 とにかく来年度開始の9月からの変化は避けられない状況で、 私の仕事にも影響があるに違いありません。 今までの伝統的なフランス音楽教育に、新しい風を!という意味では 興味深い動きであると、私は思っています。 なんでも変化あっての歴史ですから。 おそらく一番影響があるのが、 ソルフェージュ科。 フランスでは、ここを通らずして音楽の扉は開かず、という絶対的な科目ですが 何故にまずそこを通らねばいけないのか?(少なくとも2年学んでから→楽器開始) 楽器と同時に学んでは駄目なのか? そもそも、ソルフェージュは全員に必要な科目なのか? と、さまざまな意見が出されています。 ソルフェージュで落ちこぼれて音楽をあきらめる子供が多いことは、確か。 私はコンセルヴァトワールのほかに、個人の生徒も教えていますが その中に脱落組みも沢山います。学んだはずなのに、出来ない子供たち。苦労しています。 いや、個人の生徒だけではないか。 私のコンセルヴァトワールのクラスは、副科ピアノと言って 専攻の楽器プラスピアノを学ぶ、上級向けの特別枠のクラスですが ピアノを弾くことで初めて、ソルフェージュの概念を認識する生徒の多いこと。 鍵盤は音階の並びが明確なので、よく分かるみたいなんです。 もう何年もソルフェージュを学んでいても、楽譜のすべてを守れない生徒の数の多さ。 これに私はいつもビックリします。ソルフェージュ伝統国のフランスのはずなのに。。と。 日本では違いますよね。 まだ小さな子供に、ソルフェージュだけ、教えることはないでしょう。 私個人的な経験では、ピアノがまず先で、楽譜を読みながらソルフェージュの基本を取得、 プロを目指してからさらに、高度なソルフェージュレッスンを受ける、という順序でした。 鶏が先か、たまごが先か、みたいな論争が起こってますが どっちが後か先かの問題だけじゃないです。どっちも大事。 音楽はバランス良く総合的に学んでなんぼだと私は思っています。 学び方は、生徒1人1人みな違う。だから均一に教えることは間違っていると思う。 今後の動きは私は大注目しています。またレポートします。 **ブログ内ハイドシェック情報** ★ハイドシェック来日ツアー2013 ★ハイドシェック来日ツアー2011 ★ハイドシェック来日ツアー2009 ★ハイドシェック来日ツアー2008 ★ハイドシェック来日ツアー2007 ★ハイドシェック au Japon ★ハイドシェック en France ★ハイドシェックの録音 ***************************************************** 応援クリック、シルヴプレ
by moncheminparis
| 2014-04-15 20:56
| ピアノ piano
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........................ *profile* 愛知県立芸術大学器楽科卒業後、渡仏。エコール・ノルマル音楽院入学。演奏ディプロム取得。その後スコラ・カントルム音楽院入学。同音楽院コンサートディプロムを審査員満場一致の一等賞で取得。サン・ノム・ラ・ブルテッシュ国際ピアノコンクール「フランツ・リスト賞」、U.F.A.Mコンクール室内楽部門第2位受賞。1998年以降エリック・ハイドシェック氏指導の下研鑽を積み、ソロ、室内楽、伴奏等で幅広く活躍、また後進の指導も力を入れ、2010年よりパリ郊外のコンセルヴァトワールにて教鞭を取る。 「ピアニスト鈴木晴美の部屋」 Comment elle joue? *** 音源UPしました♪ ................... *インタビュー掲載サイト* 音楽留学サイト And Vision (2007年1月) 最初はみんなゼロだった 前編&後半 (2008年12月) ................... *リンク Liens * ハイドシェック公認日本語サイト 「エリック・ハイドシェック通信」 ハイドシェック公式HP(仏語) Bienvenue sur le site officiel du pianiste Eric Heidsieck コンサートイマジンHP concert imagine 以前の記事
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