2007年 05月 14日
ハイドシェック 5月12日東京公演
ブログのアップが少し遅れました…。


2日間のハイドシェック東京公演が無事に終わりました。
私が行ったのは11日。
演奏後、なりやまない拍手が印象的でした。

実は、ハイドシェックは前日少し熱があって
体調がどうかなぁと心配していましたが、心配は無用!
コンパクトな響きの日フィルと、ハイドシェックのキラキラ&一級品のルバートが
織りなすコンチェルトはとても素晴らしかったです。
東京オペラシティは天井がとても高い構造になっていて
特に2楽章の最後の部分、まるで天上から演奏が降りてくるようで…
天国にいるみたいでした。

ベートーヴェンの2番のコンチェルトは、私も何度か演奏し、大好きな曲なのですが
なかなか演奏される機会が少なく残念に思います。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は全部で5曲ありますが
2番は、王様のような他の4曲に比べて、演奏効果が低いのかもしれません。
普通に演奏してしまえば平凡に聞こえてしまう危険が…。

でも、1楽章のピアノソロのあのチャーミングな入りなどは
ベートーヴェンの純粋さ、美しいものへの憧れの象徴のように思いますし
2楽章では、最後のコーダの部分を聞くたびに、こんな風に人生の最後を迎えられたらなぁ、
と思ったり…。
3楽章のどこか素朴な、ぶきっちょな感じのするテーマも大好きです。

2番のコンチェルトってこんなにいい曲だったんだ…
と、今回ハイドシェックの演奏で再確認した人も多いのではないでしょうか。
ハイドシェックの演奏には
一度魅力に取り付かれてしまうと、あとは他の演奏家では満足できない、
そういう強烈さがあると思いますが
今回の公演もきっと、聴衆にそんな印象を強く残したのではないか、と思っています。


ハイドシェックと何度も何度も勉強し、一緒に演奏もしてきたこの曲。
実は彼がソリストとしてこの曲を演奏するのは初めて聞きました。
いつも2台ピアノで演奏する時には
私がソロパート、ハイドシェックがオケパートの担当だったので。


そうそう。
コンチェルトも素晴らしかったのですが、
アンコール(ベートーヴェン:ソナタ9番 第2楽章)がこれまたすごかった。
あの想像力、説得力はどこから来るのか。迷いのない、迫力の演奏でした。


実は、ハイドシェックやコンサートイマジンさん、御友人の方などと一緒に
演奏会後に夕食を食べていたら、
近くのテーブルに座っていらした御婦人の方が声をかけてくださって
コンサートの感想を伝えたいという事で、私が通訳をお手伝いしたのですが
そのときにアンコールについて
「今まであんな演奏は聞いた事がない、あまりの素晴らしさにビックリしている」
とおっしゃっていて、うんうん、分かる~と通訳しながら同感していた私。
演奏会直後にダイレクトに聴衆の方の反応が分かって、ハイドシェックも嬉しそうでした。

今回は残念ながら、恒例のサイン会はなかったので
な~んだ~と思われたファンの方も多いのでは。
札幌公演についても、サイン会があるかどうかはちょっと分かりませんが
8月の草津公演では大丈夫、ちゃんとサイン会が行われるはずです。
そして、ファンのみなさまに、素敵なニュース。
ハイドシェックはすでに来年、2008年の来日が決定しています!
なんと来年は、ハイドシェック来日40周年ですって。楽しみですね~!



コンサート後、週末は完全な休日だったハイドシェック。
東京見物に私もお付き合いしました。
と言うか、すでに何度も日本に来ているハイドシェックは
私なんかよりずっと東京に詳しくて、こっちが案内してもらっていましたが…(笑)
そんなプライヴェートの様子はまた近いうちにアップしたいと思います。

まずは東京公演、お疲れ様でした!!
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by moncheminparis | 2007-05-14 11:07 | ハイドシェック来日ツアー2007


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