2007年 05月 18日
ハイドシェックのマスタークラス in TOMONOホール
15日月曜日に、東京 市ヶ谷の「TOMONOホール」にて
ハイドシェックのマスタークラスが行われました。

私も通訳という形で参加させて頂きました。

レッスンの曲目は次の通りです。


*ドビュッシー:「映像第1集」より…水の反映
*シューマン:「ダヴィッド同盟」
*ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番 「熱情」より…第2楽章
*ラヴェル:水の戯れ
*ラヴェル:「クープランの墓」より…「トッカータ」
*モーツァルト:ピアノソナタ第3番より…第2、第3楽章
*シューマン:「ユモレスク」全曲


朝10時から夜8時過ぎまで続いた、熱の入ったレッスンでした。
どの生徒さんもしっかり勉強してあり、全体的にとてもレベルの高いレッスン内容だったと思います。
ハイドシェックは最後まで全く疲れを見せず、ものすごい集中力でした。
レッスンは時として、たった1つの音、またはフレーズ、小節のみに長い時間がかかる事があり、
すんなり進む時と、こだわりにこだわって、中々先に進まない時があり、
レッスンを受ける側にも相当な集中力が求められますが
みなさん、粘り強くそして情熱を持って学ぼうとする姿勢が素晴しかったです。

ハイドシェックのレッスンには大きな特徴があります。
それは、音楽を大きくとらえて、その中で時間または空間を操作する、というもの。
例えば。
フレーズを2つずつ(2小節、と言う意味です)にとらえて演奏する生徒に対して
それでは音楽が途切れ過ぎ、いつも同じ周期で流れる機械のような音楽だと言います。
ハイドシェックの場合は、4小節、もしくはもっと長く8小節を1つのフレーズと捕らえ、
その中で1,2,3,4…とさらに前に進む(歩く様に)、
もしくは指揮者が4拍子を振る時の動作に例えて、動きと共に音楽を構築していく。

文章にするのは難しいのですが…。

楽譜を前から順番に読んでいくだけでは理解しにくいかもしれません。
全体を大きくつかむ、時に後ろからも逆算するように音楽を読む。
1つの建物を建設する時に似ている、とよく言います。
要は、バランスなのだと。
無駄なものは極力省くことで、特定の部分はかなりデフォルメしていく。

そしてそんな科学的とも言えるアプローチから
今度は楽譜に隠された心情を読んでいく。
魔法のようなペダリング、タッチを駆使して…。

レッスンはさらに発展し、
ハーモニーが重要な部分なのか、メロディーが最優先の部分なのか、への判断。
腕に負担をかけないための指使いの選び方。
調性による音色の変え方。
頻繁に出てくるクラシック音楽の大原則、和声の終止形について。


書き出したらきりがありません。
かなり内容の濃い、レッスンでした。
これまで何度もハイドシェックのレッスンを受けてきた私ですが
通訳をする事で、更に深く理解できるようになったように思いました。
私もレッスンに参加し、一緒に演奏しているような気持ちで通訳をお手伝いしました。
満足そうな表情で帰路につくみなさんの表情が嬉しかったです。

今回ホールを提供してくださった
オーナー兼フィンガートレーニング指導法で大きな功績を挙げ
たくさんの優秀な生徒さんを輩出されている御木本澄子先生にも感謝したいと思います。
ありがとうございました。

またこれからも更に、ハイドシェックのマスタークラスを展開させていけたら…
そんなお話もしながら、素晴しいレッスンの余韻と共に1日は終わって行ったのでした。



あ~…まだ終わってなかった(>_<)

レッスン終了後、マネージャーさんと共にちっちゃなお寿司やさんへ…。
カウンター8席くらいしかない小さなお店でハイドシェックパワーはさらに炸裂(笑)
もう!静かに!…みたいな。。やかまし~~いぃ!
すし屋の大将も巻き込んで散々楽しんだ、そんな夜でした。
店を出ながら、「また来るね~」と上機嫌の我が師匠。

ハイドシェックの夜はまだ終わらずその後は銭湯に行ったようですが
私はもう遅かったので先に失礼しました(笑)
勝手に楽しんでくれ~!
ホント、東京にかなり、馴染んでいます。


日本びいきのハイドシェック。
東京滞在は楽しくって仕方ないのでしょうね!
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by moncheminparis | 2007-05-18 09:13 | ハイドシェック au Japon


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