2007年 08月 14日
お盆ですね。 我が家でもそれなりにお盆らしく準備したりして、季節感があります。 迎え火とか…いいですね、日本の文化。 さて。 昨日、元気いっぱいのハイドシェックから電話があって安心した私です。 草津アカデミー来日まであともうすぐ。 「日本の夏は暑いけど、クーラーで身体が冷える事があるから気をつけないとね」 なんて、もう日本の気候に対しては準備バッチリの様子。 草津に行くのがよほど楽しみなのか、かなりハイテンションでした(笑) 10月にはAngoulême(ボルドーの近く)というところでコンサートもあるようです。 プログラムは、ブラームス、フォーレ、ドビュッシーなどを予定しているとか。 ******************************************************** また少し間が空いてしまいましたが、ハイドシェックの録音紹介です。 パリの自宅にあったCDなど、ご紹介していきます。 ♪Bi-Centenaire de La Marseillaise ”Hommage à Rouget-de-Lisle" DOM 1404 フランス国歌「ラ・マルセイエーズによる変奏曲」 前半(première partie) ベートーヴェン風、モーツァルト風、バッハ風 ヘンデル風、プレ・ロマン派風、シューマン風 シューベルト風、ショパン風、リスト風 メンデルスゾーン風、ブラームス風、ウェーバー風 後半(deuxième partie) ラフマニノフ風、グリーグ風、フォーレ風 ドビュッシー風、クープラン風、ラヴェル風 ストラヴィンスキー風、プロコフィエフ風、現代風 DIES IRAE 録音年:1988年 Radio France Alsace 12月10日ライブ録音 ファンの方ならもうお馴染みの曲ですね。 最近は本当によくアンコールで演奏しています。 今回の草津でもひょっとしたら…? この曲はEdition Symétrie 社より楽譜も出版されています。 ハイドシェック公式サイトによりますと、 FolioMusicサイトから手に入るようですので、フランス語に挑戦してみてはいかがでしょうか。 次は仏CASSIOPEE盤から。 ♪J.S.BACH:INTEGRAL DES PARTITAS Vol.1 DD969 189(?) パルティータ第1番 変ロ長調 パルティータ第2番 ハ短調 パルティータ第3番 イ短調 録音年不明 いや~~これは…。 音色が何て言うんでしょうね、マットだけど艶があるって言うか (マットと艶は相反する言葉なので矛盾しているのですが) その独特の音色が何とも説得力があって、一音目からいきなり引き込まれてしまいます。 ハイドシェックの指使いが見えてくるようです…。 ♪HAENDEL:Intégral des 16 suites pour piano Vol.2 DD969 193(?) 組曲第3番 ニ短調 組曲第13番 変ロ長調 組曲第2番 ヘ長調 組曲第15番 ニ短調 組曲第1番 イ長調 録音年不明 これもファンの方にはおなじみのヘンデル組曲集。 アンコールでよく弾かれる、2番が収められています。 天国のような音楽…アーメン…。 ♪HAENDEL:Intégral des 16 suites pour piano Vol.3 DD969 208(?) 組曲第4番 ホ短調 組曲第10番 ニ短調 組曲第16番 ト長調 録音年不明 ヘンデル組曲集の第3弾。 組曲集は全部で4枚あります。 私は、まだVol.1を入手していません(涙) ♪DEBBUSY DD969 195 「喜びの島」 「ピアノのために」 プレリュード、サラバンド、トッカータ 「ラモーを讃えて」 「版画」 から 「塔」、「グラナダの夕べ」、「雨の庭」 「小さな黒んぼ」 作曲年不明 これは私はよ~~~く聞く、CDです。 「版画」のアプローチが本当に素晴しい。 アジア、スペイン、フランス…と3曲に込められた色彩が色鮮やかに迫ってきます。 先日、インドネシア舞踊のドキュメンタリー番組があったのですが その独特の楽器の音色に「塔」へのインスピレーションがぐんぐん、湧いてきました。 (注) CDジャケット上と私が書いた日本語訳の曲目順番が違いますが CDに入っている順番で並べたのでこうなりました。 どうしてジャケットと中身の曲順が違うんだろう… デザイン重視?でもないような。 この適当さ、フランスっぽいかも。 ♪FAURE DD969 187 ピアノとオーケストラのためのファンタジー(pour piano et orchestre) op.111 プレリュード:第1番~第9番 ピアノとオーケストラのためのバラード op.19 (pour piano et orchestre) プレリュード(ピアノ:エリック・ハイドシェック) ファンタジー&バラード ピアノ:エリック・ハイドシェック 指揮:Roberto BENZI 録音年不明 これは珍しい曲が入っています。 ファンタジー&バラードは、ほとんど演奏される機会はないのでは。 (注) これもまたジャケットと中身の曲順が違います…。 最後に仏INTEGRAL社から ♪Michel MERLET:24 Préludes INT 221-124 ミッシェル・メルレ:24のプレリュード 作曲者のミッシェル・メルレさん Michel MERLET はハイドシェックの友人でもあります。 実はまだこのCD、聞いていません…ごめんなさい、師匠。 ハイドシェックは来日する際、フランスから自分でCDを持ち込む事がありますので もしかしたら草津で手に入るものもあるかもしれません。
by moncheminparis
| 2007-08-14 12:57
| ハイドシェックの録音
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........................ *profile* 愛知県立芸術大学器楽科卒業後、渡仏。エコール・ノルマル音楽院入学。演奏ディプロム取得。その後スコラ・カントルム音楽院入学。同音楽院コンサートディプロムを審査員満場一致の一等賞で取得。サン・ノム・ラ・ブルテッシュ国際ピアノコンクール「フランツ・リスト賞」、U.F.A.Mコンクール室内楽部門第2位受賞。1998年以降エリック・ハイドシェック氏指導の下研鑽を積み、ソロ、室内楽、伴奏等で幅広く活躍、また後進の指導も力を入れ、2010年よりパリ郊外のコンセルヴァトワールにて教鞭を取る。 「ピアニスト鈴木晴美の部屋」 Comment elle joue? *** 音源UPしました♪ ................... *インタビュー掲載サイト* 音楽留学サイト And Vision (2007年1月) 最初はみんなゼロだった 前編&後半 (2008年12月) ................... *リンク Liens * ハイドシェック公認日本語サイト 「エリック・ハイドシェック通信」 ハイドシェック公式HP(仏語) Bienvenue sur le site officiel du pianiste Eric Heidsieck コンサートイマジンHP concert imagine 以前の記事
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