2007年 08月 21日
ブラヴォー、ハイドシェック in KUSATSU
♪今日8月21日はハイドシェックのお誕生日です♪
Joyeux anniversaire Eric!!!



昨日草津から戻ってきたので、アップが遅れてしまいました…。
お待ちいただいていたでしょうか。
ハイドシェック in 草津の模様です(^.^)

実は今日のブログ記事は、開始から数えて100件目なのです。
この記念すべき記事に、私の人生において最重要な出来事、
「草津&ハイドシェック」を書く…とても嬉しく思います。



アカデミーは17日から始まり、翌18日にはハイドシェックリサイタル。
草津公演は2003年以来ですから、巨匠の演奏に期待が膨らみます♪

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当日本番前、念入りなゲネプロが行われました。


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ハイドシェックから照明に関するリクエストが出て、スタッフに緊張が走ります。
照明ってとても大事。
角度や強さによっては鍵盤上に影が出来たり反射したりします。
本番中にふと気になって集中力が切れてしまう事も…。

さらに空調や調律、そして椅子の高さまでチェックが入り、
念には念を入れた様子でした。



そして16:00、コンサート開始。
この日のハイドシェックはまさに、絶好調と言えたのではないでしょうか。

プログラムは

ベートーヴェン:ピアノソナタ第5番 ハ短調作品10の1
ベートーヴェン:創作主題による6つのやさしい変奏曲 ヘ長調 作品34
ブラームス:創作主題による11の変奏曲 ニ長調 作品21の1
フォーレ:ノクターン第11番 嬰へ短調 作品104の1
フォーレ:ノクターン第13番 ロ短調 作品119

そしてアンコールはおなじみ、「ラ・マルセイエーズによる変奏曲」から
ベートーヴェン風
シューマン風
シューベルト風
ブラームス風
ウェーバー風

そして、ヘンデルの組曲から、第2番より~アダージォ。(これもハイドシェック十八番ですね)


私が一番感動したのは、ベートーヴェンの変奏曲でした。
この曲は、各変奏曲間の転調がまるでドビュッシーの和声のようで
ハイドシェックはそれを聴衆に感じてもらうために
曲の冒頭に美しい和音の並びをアドリブで加え、その和声感へ自然に聴き手を導きます。
このアイデアにはただ感嘆するばかり。
聴衆に届く音楽を目指すハイドシェックらしい演出です。

そしてその美しい響きの後に続くバリエーションの多彩なこと。
全ての音が意味を持って次々につむぎ出される様子は感動でした。
何ひとつ、無意味な音はない。そんな充実の演奏。
ハイドシェックは今、本当に調子がいいのだと思います。

後半も好調のまま続き、ブラームスの変奏曲へ突入。
7月に聞かせてもらった時は、ハイドシェックは風邪をひいていたので
この難曲を弾くにはベストコンディションではありませんでしたが
今回は円熟の音が聞こえてきて、深みを増した「巨匠」の演奏でした。
実は7月に聞いた時は、初めて聞いた曲だったせいもあるのか
「長い曲だな~」と正直思ってしまったのですが(笑)
この日の演奏はそんな無駄な思考はどこへやら、ものすごい集中力で聴いてしまいました。

ブラームスの後はフォーレ。
ドイツの響きからフランスへ。
内面的なフォーレの作品と、ハイドシェックの人生が重なるような…
そんな心にしみる演奏でした。

アンコールは大サービスでしたね♪
私の隣に座っていた御夫人は、得しちゃった!って大喜びでした!


コンサート後のご機嫌な様子はもう(笑)。全くわかりやすい性格ですね。
周りもみんなニッコニコ。幸せです。
「あんなに嬉しそうだとこっちもすごく嬉しいよね」ってみんなで話をしました。
演奏が終わったとたんに、すごい勢いで「今日、すごいっすね」とすっ飛んできたヒトもいました♪
みんな、純粋にハイドシェックが好きな人ばかりです。
恒例のサイン会も行われ、ロビーは大盛り上がり。
応援隊もたくさん駆けつけましたので、楽しいひとときを過ごしました。
いつもこのブログにコメントを下さるEYASUKOさんともお会いしました。
その他、沢山の方にブログを読んでいただいていることが判明。
私も、おちゃらけてないで頑張らないと(笑)。


私は今回の公演でつくづく思ったのですが
コンサートは、その演奏家の人間の魅力があってこそなのだなと。
舞台でのハイドシェックからは、今まで何度も聞いた人にも、今回初めて聞いた人にも届く
人間らしい温かさ、飾り気のない正直さが伝わってきます。
ハイドシェックの演奏は、時に神業、時に大荒れ(ゴメンなさいませ)。
その良さも悪さもひっくるめて、ハイドシェックの魅力なのだなと思うのです。

もちろん、コンサートで失敗したい演奏家はいません。
失敗の後は当然、落ち込む。
そこからまた再出発。
もちろん、ハイドシェックの人生はこんな簡単な文章では表しきれない色々な時期があったはずですが、
今のハイドシェックは沢山の山を乗り越え、試行錯誤の末に掴んだ「円熟」という言葉が似合ってきたように思います。

素晴しいコンサート、ありがとう、ハイドシェック♪

コンサート翌日、休息日の様子はまた明日アップします。
今日のハイドシェックは「真面目オジサン」
明日のハイドシェックは…「超素顔なオジサン」

素顔もまた、魅力いっぱい、豪快なハイドシェックです♪



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by moncheminparis | 2007-08-21 12:20 | ハイドシェック au Japon


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