2008年 06月 10日
いつでも真剣勝負師、ハイドシェックのリハーサル。
ハイドシェックの40周年記念来日ツアー、6月8日の相模原公演を持ちまして無事に終了いたしました!

各公演で感動を巻き起こし、多くの人々に勇気を与え続けたハイドシェックにまず、大きなブラヴォー♪
そして、涙が出るほど献身的なターニャ夫人の暖かいサポートにこれまたブラヴォー♪
常に先回り精神でハイドシェックの負担を減らすべく駆け回るマネージャーさんに、またまたブラヴォー♪
そして、会場でハイドシェックを暖かな拍手で支えてくださった聴衆のみなさまにも、やっぱりブラヴォー♪

私は今回、企画の一部に関わっていた関係で、
舞台の表裏や、ハイドシェックの色々な表情をすぐ側で見る機会に恵まれました。

ハイドシェックという人は常に「真剣勝負」な人です。
こんなもんでいいでしょ、とか、なるようになるでしょ、という考えがほとんどありません。
何故なら、ハイドシェックは自分自身に、そして音楽そのものに真っ正直に生きているから。
「無難に」なんて言葉はもってのほか、なのです。

そんなハイドシェック。
リハーサル時は何が起こるかわからない!という緊張感がスタッフを包みます。
ピアノの粒が揃ってない、照明が明るすぎる、鍵盤に影が出来て集中出来ない、
床が反射する、鍵盤がべたべたする!会場が暑い、寒い、空気が悪い!(笑)など等…。

サントリーホール公演でピアノ椅子の下、床に黒い布が張ってあったのにお気づきの方もいると思いますが
あれはまさに「床の反射」を嫌うハイドシェックのリクエスト。
さすが、世界中のありとあらゆるナーバスさんを相手にするサントリーホール(現地スタッフ談)。
大きさを自由に変えられる理想的な黒い布がさっと登場した時のハイドシェックの満足そうな顔…忘れられません(笑)。

ハイドシェックは明るすぎる照明を嫌います。
日本人は黒い瞳を持っていますが、ハイドシェックは薄いブルー。
光に対してどのように感じるのかは想像するより他にないのですが
鍵盤が真っ白になるほどの強い光は厳禁。
オレンジ系の優しい光で、コントラストをつけすぎない照明が基本。

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サントリーホール、リハーサル風景。
この日は2台のスタインウェイを試演、
丸みのある音色のピアノを選びました。


手前は客席から様子を見守るターニャ夫人。



ピアノの調律に関してもリクエストの多いハイドシェック。
基本は軽めのタッチで、低音部から高音部まで粒がきちんと揃っていること。
中音域から高音域の音色に関して、特に注文が多いように思いました。
時間内に解決法を見つけ、さっと対応する必要があるので、見守る方もぐっと緊張します。
その後、ピアノが満足の行く状態になった時のハイドシェックの嬉しそうな顔…
ありがとうね~さっきとぜんぜん違うよ!パーフェクト!と大喜び。
周りは、一安心…。リハーサルを開始するハイドシェック。

本番の「ものすごさ」の陰にはこの様な、色々な出来事があるのです。
ハイドシェックもすごいけど、周りのサポートもすごい!
そう、つくづく実感してしまった今年の来日ツアーでありました。

私は今回、米沢から相模原まで4公演付き添ってきましたので
それぞれの公演で思ったこと、感じたことなどをこれから少しずつ更新していくつもりです。

多くの感動をありがとう、ハイドシェック!
そして、みなさまお疲れ様でした!

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by moncheminparis | 2008-06-10 12:00 | ハイドシェック来日ツアー2008 


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