2008年 06月 12日
ハイドシェック in 米沢・その1
だいぶ時間が経ってしまいましたが、ハイドシェック米沢公演のご報告です。
未だ米沢では公演の余韻が残っているとか…。
ハイドシェックも米沢をとっても気に入ってくれたようです。
だって…何と言っても大自然、そして大好きな温泉がありますもんね。
ハイドシェックが特に感動していたのは、何層にも重なった山の風景。
雨模様だったりすると、霞んでこれまた墨絵のように風情があります。
米沢は盆地なので、どこを走っていても山が見えるし。
そして、どこに行っても親切、米沢の暖かい土地柄もハイドシェックの心に強く響いたようです。

5月31日、公演当日。
前日の札幌公演から2日続けての公演となりました。
移動が大変そうで、お疲れかな~と少し心配でしたが、電車を降りたハイドシェックは元気そのもの。
「ヤッホー♪ハルミ元気~?電車から見える風景が最高だったからさ~ボク気分最高さっ!」
と駅中響き渡るような元気な声で登場。

まずは宿泊先の小野川温泉に移動。
山を登る間にますますご機嫌のハイドシェック。
風が気持ちがいい~、空気が最高!と、リラックスした表情。
休憩後、会場入り。ハイドシェックはリラックスしすぎて燕尾服を宿泊先に忘れるハプニング(笑)
いいよいいよ、そのくらい楽な気持ちで弾いてもらいたいもん。。

リハーサル時は割りとナーバスな表情を見せることの多いハイドシェックですが
この日は順調なリハーサル。ハイドシェック、調子がとっても良さそう。
今日はいいかも!そんな期待が膨らみます。

18:00、会場。
続々と埋まる客席。ほぼ満席の大盛況でした。
会場で「あら??」なんて、意外な再会もあったり。
(実はこの日、遠方から駆けつけて下さったファンの方が多くいらっしゃいました!)

そして、18:30開演。
「悲愴ソナタ」
慈愛に満ちた…とでも表現出来るかなぁ。
このソナタのテーマは「生きるか死ぬか」の大テーマなのですが
その真っ只中というよりも、それをどう救うか、心の問いかけ…のような。
ハイドシェックの演奏に、救われるような気持ちがしました。
2楽章は本当に美しくて、包み込まれるようでした。

「創作主題による6つの変奏曲」
ふんわり降りてくる6つの和音(ハイドシェックのアイデアで付け加えられたものです)から
優しく奏でられる主題へ。これまたあったかい音でジ~ン…。
全ての音をコントロールしているような、集中力も印象的でした。
各変奏間の転調は、なんでそういう音が出るの?と思わず身を乗り出しました。
(パンフレットでペダルについて書きましたが、この曲もかなり…ハイドシェックなペダル満載です)

休憩を挟んで、後半へ。
「6つのバガテル」
ハイドシェックの「6つのバガテル」をこの日、初めて聴きました。
1音1音、いつくしむように演奏するハイドシェック。
円熟の音がしました。ハイドシェックの人生の音、とでも表現したくなります。
あたたかな、人間の心がハイドシェックの音色を通じて響いてくる。
自分が人間で良かったな、この感動を分かち合えて幸せだなとしみじみ思ってしまった私です。

「ピアノソナタ第31番」
これは、すごかった。充実の演奏。
優しさ、勇気、悲しさ、涙、そして希望、人生への愛。
目の前で繰り広げられるのは音楽と言うよりメッセージ。
ハイドシェックは曲を完全に自分のものにして、思うままに鳴らしているのですが
そのフレーズ1つ、音1つに何と沢山の意味が含まれている事か。
私はこのソナタの第2楽章「嘆きの歌」と呼ばれる部分に弱くって…毎回つい涙が出てしまうのですが
この日のハイドシェックの「嘆き」は心が本当に苦しくなってしまうような、締め付けられるような気持ちがしました。


アンコールも沢山!
ここで、ごめんなさい。
今回4公演続けて聴いてしまった私は、米沢公演のアンコール曲目を全て思い出すことが出来ません…。
モーツァルト、シューマン、ドビュッシー、ヘンデル…でしたでしょうか?
米沢アンコール曲目データをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非助けてください!

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<お助けマン、現る! 6/13加筆>
モーツァルト:ピアノソナタ第2番より第2楽章
シューマン:子供の情景より「トロイメライ」
シューマン:子供の情景より「見知らぬ国から」
ヘンデル:組曲2番よりアダージョ


アンコールは上記の4曲でした。
magnetさん、データをありがとうございます。
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米沢のサイン会の様子。
古いプログラムを持参された
長年のファンの方もいらっしゃいました!
ハイドシェックも、みんなもニコニコ。
甚平着て登場しちゃうので、
米沢の皆さんには新鮮だったでしょうね。
ハイドシェックはパリでも、このスタイルなんですよ。



米沢公演で強く感じたのは
ハイドシェックの演奏スタイルの変化。
音色の豊富さ、生き生きとしたフレーズ感などはそのままですが
加わったのは「あたたかさ」。
まろやかな、優しいメッセージが聞こえてくるのです。

人間愛に満ちた、感動的な演奏。
ハイドシェックに感謝!

さて、公演後は楽しい夕食会。
楽しい様子をレポートして下さっている方もいますので
そちらも是非、覗いてみてくださいね。(magnetさんEYASUKOさん


公演後リラックスしたハイドシェックの様子や、
小学校訪問の様子など、続けてレポートしますので引き続きお楽しみに!

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by moncheminparis | 2008-06-12 23:02 | ハイドシェック来日ツアー2008 


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