2008年 06月 16日
「ありがとう」が、こだまする。
パリに、戻ってきました。
いや~今回は大失敗しまして(>_<)
なんとフランスの「ビザ」を実家に忘れるという大ハプニング!
これがないと、出国できないって言われてしまって…。
お疲れの母に空港まで届けさせる、という失態をしでかしました。
ごめんよ、母。。
こんな事、初めて。ここ数日私の脳みそは非常に能率の悪い状態でありましたが
まさか…こんな失敗をするとはね。

なんだかまだ他にも、失敗しているような気がします。怖いわ~!

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ハイドシェック来日ツアー終了から、1週間ほど経過しました。
総括して、と言うほどのものではないのですが
最近色んな方々から反応を頂くので、飛行機の中で色々と考えたりしてました。

私は今回、ハイドシェックに「まだまだ進化の途中なんだ」という事実を見せつけられたように思います。
全ての公演が、毎回違う。常に新しい挑戦に満ちているのです。
円熟と言う言葉に収まりきらない、そのエネルギーは圧巻でした。

人間誰しも「どうしようなく表現したい何か」を持って生きていると、私は信じているのですが
ハイドシェックはまさにその塊のような人なので、一緒にいれば常に何か新しい発見があります。
時には本人も「やった!今また1つ宝物を見つけたよ!」という事もあったり。

そう言えば、書いている間に思い出しましたが
サントリーのアンコールでいきなり弾いた、「マルセイエーズ」のドビュッシー風。
何故、「いきなり」なのかと言うと、弾くなんてこちらは予想してなかったので!
リハーサルでも弾いてませんでしたし…あれは本当のぶっつけ本番だったのです。
で、「oh.....思い出せない~~」というわけだったのでした。(会場が笑いの渦!あ~ぁ!)
リベンジ、というわけで相模原ではちゃんとリハーサルでドビュッシー風を試していましたが(笑)
いきなり「ハルミ!ちょっと聞きなさい!重要事項!」と叫ぶので何事かと思いきや
「たった今、発見した。ここの所音を直す!こっちの方がいい!」と得意満面。
本番ではちゃんと、生まれたてのニューバージョンで演奏されていました。
こんなハイドシェックの素顔からも「常に新しい」演奏の秘密がうかがえます。


そんな純粋なハイドシェックを支えるもの。
それは彼を慕う多くの人たちの愛だと、私は今回確信しました。
「ありがとう」が沢山のエコーとなって、ハイドシェックの演奏に深みと暖かさが増している。
これは素晴しいことですね。
人間愛に満ちた、ハイドシェックの演奏。
それぞれの心のひだに触れ、泣きたくなったり幸せに感じたり。
演奏後こんなに沢山の「ありがとう」コールを生む演奏家を私は他に知りません。

人間として、アーティストとしてひと回りもふた回りも大きくなったハイドシェック。
益々の活躍を願いつつ…感動を心に私も頑張ろう!と心に誓う日々です。



***新譜情報***
♪ただ今ハイドシェックは新録音中です。

今現在分かる範囲での情報となりますが…
プログラムは
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」(ターニャ夫人とのデュオ)
ドビュッシー:「子供の領分」
シューマン:「子供の情景」


など。キーワードは「子供たち」。
ハイドシェックの優しい世界が溢れるCDとなることでしょう。
発売はおそらく、年内とか。楽しみにお待ち下さいませ。

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by moncheminparis | 2008-06-16 12:03 | ハイドシェック来日ツアー2008 


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