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2011年 06月 27日
ギャラリーヴィヴィエンヌでの震災支援イベント
10日ほど前の出来ごとなのですが
パリで一番古く、また一番美しいと言われるギャラリー・ヴィヴィエンヌ Galerie Vivienneにて
震災支援のイベントがありました。パリでは沢山のイベントが、まだまだ沢山開催されています。
このギャラリーはデザイナーのKENZOさんの出発点でもあるそうです。


モザイクや細部の飾りがとってもアールヌーヴォー。
c0086674_1472082.jpg

写ってなくて申し訳ないのですが
この時、アコーデオン奏者のTACAさんが演奏中でした。






その奥では
お酒の試飲会や、日本人スタッフによるお菓子の販売など。
LAVE LAVOというグループによる焼き菓子、
募金になるという事で、いくつかピンと来た物を購入。
実はこれが、あなどれない美味しさで、ちょっと感動しました。
きなこクッキー、もっと買えばよかった。。




さて、この日の目玉は最後のスペクタクル。
«Contre les Flots »と題され、津波に負けない!というテーマです。

実は私、この題名を知らずに…何の先入観もなくスペクタクルを見ていたのです。
冒頭部分、日本人の日常…ジョギングしたり女の子が無心に遊んだり、携帯で話したり…
そこに不吉で巨大な物音がものすごいエネルギーで近づき、逃げ惑う人々、そして飲み込まれてしまう様、
それらを体感し心の底から恐怖を覚えました。
あの津波で失われた多くの命、思い出、生活…そこに住んでいた人々の全て。それを思って涙が出ました。


その後、復興に向けての力、勇気、信念。
赤いボールが象徴的に使われ演技が続きます。
それは、命。命をつなぐ。新しい生命。生きることの大切さ。



ふんどしで全身を白く塗ったダンサーたちが青白く浮かび上がり…
c0086674_233679.jpg





その迫力ももちろんなのですが
ふんどしで、生の肌をさらけ出しての演技というのは
人間の本能に訴えかけられる…と言うか
言葉では伝えきれない多くの勇気をもらったように思います。



演技のスタイルは私にはとても日本らしいものに感じました。
下へ下へ。重心低く。
昔、市川団十郎が歌舞伎について語ったドキュメンタリーを思い出しました。
日本では、自然界にある全ての要素に神が宿るのだと。





スペクタクルの最後は、みなで多くのろうそくを灯しての祈り
c0086674_2152366.jpg




311以来、私は以前のように物事を感じられなくなりました。
その重みに時々押しつぶされそうになります。
私の国はどうなるのか?生まれたときから、何の不足もなく育った私には
何もかもが根底から覆されるような出来事でした。



でも。その重みに負けたくない自分もいます。
こうして、パリで無事に生活できている自分をやはり改めて心に刻むのだと誓いました。
生きている私たちには、沢山出来ることがあるのですよね。
もっと生きたくても出来なかった人が沢山いる、誰にもその運命は変えられない。
沢山笑って感動して、涙して、山あり谷ありの本物の人生を、自分らしく生き切ってやる、と。


素晴らしいスペクタクルに感謝。



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by moncheminparis | 2011-06-27 18:35 | 東日本大地震2011
2011年 06月 06日
進化するスリ
なんとなく最近、あんまり良いことがありません。
色々なレベルの心地よくない出来事が続いていて、ふとしたときにぼぉーーっとしてしまうのですが
さっき、パリにお住まいの中村江里子さんがパリのスリについて書かれているのを見て → こちら
色々思い出し、私もぼっとしてないで気をつけないとなーと気が引き締まりました。

華やかなパリの街。夢見てやってくる観光客には残念な報告ですが、たくさんのスリがいます。
メトロに乗れば、「今乗った子供の集団はスリですから注意してください」とか。
駅でもしょっちゅう「ただいまスリが発生しました。各自持ち物には注意しましょう」とか。

最近よく聞くのは、中村さんも書かれてますが「電話のスリ」。
スマートフォン、特にIPhoneが狙われます。友人もつい最近やれらました。
通話中奪われる、カフェなどでふとテーブルに置いてあったのを取られる、カバンをさぐられて取られる。
多いのは子供の集団です。囲まれる。もしくは小細工して注意を引き、もう一方が盗む。
前に、私のとても親しい友人がメトロ構内で子供に囲まれ暴行を受けたこともあります。殴る蹴る。

パリには99年から住んでいますが今のところ私はスリにあった経験はありません。
が、今まで何度か、これは!と思い回避したことはあります。
未遂ですから、本当にそうだったかどうかは分かりません、でも私は時々そういうカンが効くのです。
(え、あんな普段ぼっとしてるのに?と突っ込まないよーに)



未遂その1は、もう何年も前の話。
ホームでメトロを待っていたとき、両隣に人が並びました。
パリのメトロでは日本のように縦に並びませんので、そんな事は日常的な出来事ですが
ホームが混んでいないのに2人がいやに私の至近距離に並んだこと、私の頭上で視線を交わしている気配があったことから
私はその頃よく言われていた、2人組みのスリだと判断しました。混んでる雰囲気で隙を作る方法。
多分そうだったと思います、と言うのはメトロ到着の瞬間に私はその場を去ったのですが
その2人は急に場所を移動した私を一斉に見ましたので。その目つきやしぐさは正直な感じはしなかった。


未遂その2は、パリ市内を歩いていた時。夜で、ディナー後。ちょっとお酒が入って楽しい気分でした。
レストランを出てすぐにバス停があり、ちょっと見えにくい位置に1人男が立ってました。
あれもカンというか、なんでしょうね、うまく説明できませんが瞬間に酔いが覚めました。
やなかんじだな、と。その気配がとってもいやらしい感じだったのです。
ちなみに私は1人ではなく、パートナーのニコラと一緒でした。
通り過ぎて、そのまま2人で楽しく話を続けたのですが、なんとなく気になって後ろを振り返ると
私のすぐそば、数センチのところまでさっきの男が近づいていました!カバンを持っていた側にぴたっと。
あの目つき、間違いない。それに、あんなに近くまで足音なしでどうして近づけられる。
その男、自然な気配を装って先へ歩いて行きましたが、あんな手をぶらぶらさせて、絶対怪しい。
一緒にいたニコラも、すぐそばにいたのにまったく気が付かなかったようでした、慣れている証拠です。


未遂その3は、メトロ構内。大きな駅です。
乗り換え地点に、数人若者がいてなにやらアンケート活動らしい気配。
しかし、その若者の表情や態度が気に入らないので、私はスルーしました。
このときも、説明の出来ない悪い予感がありました。
スルーしたあと、数メートル離れた場所に同じような雰囲気の若者がたむろしていて。あっと思ったんです。
アンケートを装って、というパターン、流行っているからです。
ちなみに移民系のティーンエイジャーって感じ、スタイルは非常にカジュアルで着くずしていました。
間違いない、と確信したのは乗り換え先のホームに着いた時。
たむろしていた若者がホームをうろうろしていました。その目つき、行動、怪しいの一言。


まぁ、私が気が付くようなスリは、まだまだ甘いのかもしれませんが。
でも。何か少しでも変だ、心地悪い、と思ったらその場を離れるのが賢いと思います。
それから、荷物にはくれぐれも注意しましょう。特に、数人でいる場合。気が緩みます。
子供の集団には特に注意しましょう。
彼らはプロです。その影には黒いマネーが動いています。


困っている人がいたら助けたいと思っても
パリはこんな風に油断ならない街になってしまいましたので
うかつに手を差し伸べることは出来ません。残念です。




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by moncheminparis | 2011-06-06 16:55 | 日々のこと… d'habitude