人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2008年 11月 13日
ピカソの世界
芸術の秋♪
という事でToussaintのヴァカンス最終日、火曜日にオルセー美術館に行ってきました。

祝日だったので、人手の多さは覚悟の上。そして予想通りの混み具合でしたが
1人でふらりと行ったので、マイペースでのんびり回る事が出来て満足。
美術館は欲張らず、ポイントを絞って回った方がいいですね。

今回のポイントは、ピカソ。
現在パリでは、オルセー美術館、ルーブル美術館、グラン・パレで
それぞれのテーマによるピカソ展を展開しています。

オルセー美術館のテーマは
「ピカソが見た<マネ:「草上の昼食」>」

「現実の裸体の女性」を描いた事でスキャンダル扱いされたマネの作品からインスピレーションを得た
ピカソによる「草上の昼食」バリエーションたちがたくさん展示されています。

これが、オリジナルのマネの作品
ピカソの世界_c0086674_22261338.jpg


それぞれの人物に
異なる光が当たっているような
ちょっと不思議な作品。。



ピカソはこの作品をまず…
ピカソの世界_c0086674_2228091.jpg



きちんと、真面目に
勉強したあと…



ピカソの世界_c0086674_22293165.jpg


1960年頃から
こんな感じになってきます。


ピカソの世界_c0086674_22303647.jpg


これは1961年の作品。
画面で見るよりも
実際にはもうちょっと明るい感じで
私はこのバージョンが一番好きだったかな。


ピカソの世界_c0086674_2236475.jpg

これは1962年。

この頃ピカソは最高に遊びモードに。
ダンボールを切ったものなどで
立体的な作品を試みたりしています。
それらも展示されていました。
子供のいたずらみたいで
見ていて思わず笑ってしまうくらい。


ピカソの世界_c0086674_2239260.jpg

これも1962年の作品。

ここまでくると
色彩も全く変化し
まるで元々ピカソ作品だったかのよう。



ピカソの作品は、好き嫌いあると思うし
私も、彼の全ての作品を好き、というわけではないのですが
「ザ・ゴーイング・マイウェイ」な、ピカソの世界は潔く
そこから受け取るエネルギーはすごい。
「草上の昼食」展では、ピカソのインスピレーションたちを次々見ているうちに
濃いピカソワールドにどんどんはまっていく…そんな感覚を覚えました。

グラン・パレのピカソ展も、良い評判を聞くので行ってみようと思ってます。


*********

ピカソの世界_c0086674_22482951.jpg

もともと駅だった構造を生かした
明るいオルセー美術館。
開放的だけど巨大すぎない。



Les Quatre Parties du Monde Soutenant la Sphère
ピカソの世界_c0086674_2256433.jpg


大好きな作品です♪


*****************************************************

音楽ブログランキング
応援クリック、シルヴプレ060.gif

by moncheminparis | 2008-11-13 23:03 | パリ風景 Paris


<< パリ8区のコンサートホール S...      甘~いシャワージェル? >>