2010年 11月 29日
コンセルヴァトワールでのレッスン
以前から時々伴奏を勤めていたパリ郊外のコンセルヴァトワールで
今年からピアノのクラスを受け持つことになり、色々思う事がある日々。
正確に言えば、Piano Complémentaire なので、日本語で言うなら「副科ピアノ」かな。
他に専科を持つ生徒がオプションで受講するレッスン。

ところで、日本の音高・音大ではポピュラーな副科ピアノですが、フランスではそれほどでもありません。
割と大きな規模のコンセルヴァトワールでは取り入れられているところもあるようですが
副科ピアノ???意味あるの?とかってあからさまな顔をする人もいます。
私の勤めるコンセルヴァトワールでは、今年から正式に開始。今のところ私のクラスのみ。
新しい試み、とか、誰も他にやっている人がいない、シチュエーションが大好きな私にはもってこい。
開拓し甲斐があります。まずは好きにやってくれと言われて、即OUI。

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ブログ内容のコンセルヴァトワールとはまた別の学校です


副科ピアノと聞いて、まず思ったのは
旋律(メロディー)を主にする楽器の生徒と、そうでない生徒の教えかたの違い。
色んな楽器の生徒がやってきますので、それぞれに対応したいところ。
今のところ、ヴァイオリン、サックス、チェロ、クラリネット、ホルン、打楽器、フルートの生徒が入門しました。
自分の主科以外に何故ピアノをやりたいのか、その定義をハッキリさせておくことも大事。
私の希望は、ピアノを主科の楽器や、音楽全般に応用してもらいたい。
ピアノは、沢山の基礎を含む楽器です。多くのことが学べる。同時に、だから、難しいとも言える。


すでに耳が良く、ソルフェージュの知識もあり、練習する習慣もあり、家族の理解も得られる生徒が多いので
なかなか楽しいレッスンが展開しています。
なんでしょうね、ピアノ一筋だった私には、色々と目からウロコ(笑)。爆笑する事も多々。
特に1回目のレッスン。顔合わせの意味も込めて、「好きに弾いていいよ」と提案したら
出てくる、出てくる、色とりどりの生徒の個性。弾けないところは歌って補った生徒もいたっけ。
基礎が出来てないのに、必死に好きな曲を弾くから、もう指使いとかぐっちゃくちゃです(笑)。
あと、学期末に試験で伴奏した生徒もいて、彼は私が弾いた伴奏部分をアレンジして弾いてくれたっけ。
なんか、ちょっと感動しました。そういう純粋さって、すごくいいと思いませんか。

そのまま楽しく続けたいところですが、一応、学校という規律の中で行うレッスンですので
私なりにカリキュラムを設け、ただいまじっと我慢の基礎レッスン。
指、手首、腕、肩などのポジションや、旋律、カノン、インヴェンション、音階、アルペジオ、和音などの基礎テクニック。
耳の良い彼らなので、楽譜って言うよりも感覚で、脳みそを刺激させて。。。
不自然なのが一番良くないので、あくまでもそれぞれの身体の感覚で分かってもらいます。
私もぶっつけ本番状態。何が正しいかなんて、やってみないと分かりません。
このまま続けたら、いつか将来ピアノ基礎本でも書けそうな(笑)。


良い経験をさせてもらっているので、彼らと共に成長できますように。


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by moncheminparis | 2010-11-29 13:12 | ピアノ piano | Comments(2)
Commented by clair_de_lune_bb at 2010-11-30 19:26
こんばんは。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします!bellesereineさんのつぶやき、楽しみにしています♪ ダイレクトメッセージで返信しようと思ったのですが、何故か不具合で送れない・・(悲)ブログでのコメント、申し訳ありません。
Commented by chachat at 2010-12-04 07:59 x
★clair_de_lune_bbさん
DM不具合でしたか?ブログでも全く構いませんよ。
twitterはまだまだ初心者ですが、気ままに続けて行こうと思ってます。
どうぞ宜しくお願いします。


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