2008年 04月 08日
ハイドシェックのマスタークラス:ブラームスop.118
3月17日に引き続き、今年に入り第2回目のハイドシェックによるマスタークラスが昨日開催されました。
場所は前回と同じ、スコラ・カントルム音楽院です。

音楽院の写真を載せた事がなかったように思うのでご紹介。
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La Schola Cantorum
269 rue Saint-Jaques 75005 PARIS


←この風景は私のお気に入り。




ところで少し脱線しますが音楽院のすぐ側にこれまた素晴しい建造物が。
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Eglise Val de Grâce ヴァル・ドゥ・グラース教会


音楽院に行く時は
教会が真正面から見えるコースを選んで歩きます。
細い路地から広場に到着した時の迫力は、
なかなかの感動モノ。




話をマスタークラスに戻します。
昨夜のテーマはブラームス。
私が演奏したのはop.118 より第1曲~3曲まで。
ブラームスの作品118は私にとってかなり大きな位置を占める曲で
大学生の頃から段々その魅力に目覚め、機会があれば勉強してきましたが
その非常に内向的な、そして究極に純粋ともいえる美しさの表現をどのようにしたら手に入れられるのか…随分と考えたものでした。
多くの先輩ピアニストは「ブラームスを弾くには年齢を重ねないと」と、あまり多くのアドヴァイスをくれません。

私が作品118を初めて聞いたのは、中学生のとき。
当時の先生が目の前で演奏してくれました。ブラームスってこんなに美しいのか…と開眼。
初めて勉強したのは、大学生のとき。20代前半。
パリに留学してからも、再度挑戦。20代後半。
そして今回。30代前半。

確かに…私はピアニストとしてはまだ若すぎる程若いのですが
時を置いて、再度同じ曲に向き合うとき、私の中に変化が起きているのを感じます。
以前は気がつかなかった事に気がつく。より敏感になる、というか。
昨日レッスンを受けながら強く思ったことは、同じレッスンを20代のあの頃に受けても、
心の奥に深く刻まれることはなかっただろうな…という事。
楽譜から紐解いていくその1つ1つのアドヴァイスが、今の私にはかなり「直球」という感じで、
今回はかなり良いタイミングでレッスンを受けたように思いました。

音楽はいつでも、一期一会なのですね。
縁あって曲と出会い、曲と共に成長していく。
演奏する度に発見する喜び。
「解釈を深めながらも、新鮮さも忘れずに。」
これも、ハイドシェックがよく言う言葉です。

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by moncheminparis | 2008-04-08 12:34 | ピアノ piano | Comments(8)
Commented by EYASUKO at 2008-04-09 09:41 x
おはようございます♪
日本は、櫻の花盛りから、花吹雪へ。急速に季節が動いています。
音楽院の建物、むかし行ったことのあるj関西日仏学院によく似ています。ついこの間、関西日仏学院にあったレオナール・フジタの絵を見に、京都にいったところでした。フジタのエソンヌ県にある壁画が日本にこの秋くるようですね。同じ時期にピカソも来るようで、マエストロのコンサートの後の、私のお楽しみです。
Commented by chachat at 2008-04-10 19:49 x
★EYASUKOさん
花吹雪ですか~~~いいなぁ~~~~~。
こちらにも桜の木はありますが、まだまだ満開には程遠い状態のようです。
桜で有名なソー公園という所に週末にでも行ってみたいのですが
どうもそんな時間もないようで…(>_<)
関西日仏学院とは京都の日仏のことでしょうか?
京都なら、私も行ったことがありますし、確かにその建物もなかなか赴きある素敵な建物でした!
Commented by EYASUKO at 2008-04-13 00:33 x
そうで~す、京都です!
フランス語のおためしコースにいったのですが、担当のマドモアゼルがちょっとヒステリックで、怖くなってくじけました。
今思うに、がんばってみればよかったです。第二外国語は中国語を取ってしまったので、フランス語は縁がなくなってしまいました。
カフェ・ル・フジタについては、またブログで書きたいと思います。素敵なところで、ランチも美味しかったです。
Commented by chachat at 2008-04-13 18:06 x
★EYASUKOさん
フランス語のコースがあったんですね。ヒステリックな先生では語学は楽しく学べませんものね…
最初は誰でも全然出来ないところからの出発ですから。
私が京都の日仏に行ったのは春に行われる「京都フランス音楽アカデミー」という講習会があったからです。
フランスの著名な音楽教授陣が招待され素晴しいレッスンがくり広げられるのです!
なんだか懐かしく思い出しました。
Commented by コロ at 2008-04-16 14:08 x
ブラームスの118!CDで中学生の時に聞いて、初めて自分から弾きたい!と思った曲です。とても、大好きですあんな響きの和音があるんだ!と思いました。バックハウス版です。
。ピアノを習い始めたんですが、先生(40代女性)も大好きだそうです(^^)

音楽院、建物素敵です!白い壁・・・心が心機一転しそうです。
Commented by chachat at 2008-04-19 00:34 x
★コロさん
こんにちは!お返事遅くなってしまってごめんなさい。
ピアノ、再開ですか!頑張ってくださいね。
ブラームスの118、バックハウス版ですか~…渋い!
私はアファナシェフ版をよく聞いていたものです(こちらも渋いですね)
いつかブラームスを弾いてみたいな、と思ったきっかけが作品118でした。
ところでハイドシェック公演は行かれますか?
Commented by コロ at 2008-04-20 13:46 x
いえいえ!ありがとうございます!
サントリーホール公演に行きます!ダンナと、母。母、この日の為に田舎から出てきます!今から楽しみにしております。
ブログに公演の事をアップしてたら、magnetさん方が来て下さって嬉しかったです。そしてそのブログを見たピアノの先生がコンサートに行く事に(^^)

バックハウス版、渋いですか(笑)。。アファナシェフ版聴いたことないです。先生もこの曲が好きで、ケンプ版が好きということで(^^)
いろいろな演奏を聴いたら楽しそう!と、コメント拝見して思いました。
レッスン、頑張ります!目下ドビュッシーに振り回されてます・・・
Commented by chachat at 2008-04-20 22:46 x
★コロさん
ケンプ版!聞いてみたいです!
ケンプはハイドシェックのお師匠さんですから。
コロさん、東京公演にいらっしゃるのですね。
ブログを通じて交流が広がるのは楽しいものです。
私もこのブログを始めてから、本当に沢山の出会いがありました。
東京公演には私も行く予定にしていますので、もしかしたらお会いできるかも?

ピアノ頑張ってくださいね。


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