カテゴリ:フランス語 francais( 12 )

2007年 06月 10日
通訳をする、という事。
おかげさまで(?)パリ生活も長くなり、
最初はチンプンカンプンだったフランス語も、それなりになったと思います。
実はほぼ、独学なんですけどね。
もともと、聞き取りが結構得意だったので、ほとんど耳学、でした。

ハイドシェックの日本滞在中、様々なシーンで通訳をする機会がありました。
レッスンや取材などから、子供との交流もありました。
あ、温泉内での通訳はさすがにお手伝いできません。
これは男性陣にやってもらわないとね。

私は、「通訳」という作業が結構好きみたいで。
そのままでは通じ合えない2つの国の言葉の架け橋してるなぁって実感が好き。
通訳してて、なるほど~と反応があると、良かったなぁって思う。
話が通じて、一緒に笑ったりする瞬間も好き。
コミュニケーションが取れると、お互い距離感が縮まりますもんね。
あぁ、フランス語出来てよかったなぁ、なんて思う。

私が思うに、
フランス語がわかる事と、フランス語を通訳する事は
脳みその使い方が全く違う。

私は通訳のプロではないので、あまり偉そうな事は言えないんですが。
私なりに、気をつけていることがいくつかあります。

通訳する時は、的確かつ分かりやすく、がポイント。
頭をなるべく柔らか~くして、機転を利かせる。頭の中に引き出しを沢山、作っておく。
直訳しても、日本語の文章にならない事が多いのです。
そして、話の内容で大事なポイントは絶対に落とさない。

東京のマスタークラスでの通訳は、ある意味やりやすかったです。
何と言ってもレッスン内容は私の専門分野だし、
ピアノという楽器があるから、言葉を越えてレッスンが進むような事もあるし。
ハイドシェックのレッスンを何度も受けてきた経験も生きているかな。
聞きなれたフランス語…とでも言いましょうか。
レッスンの流れとか、リズム感を分かっているので、通訳を挟むタイミングも分かりやすい。
(ハイドシェックは超~おしゃべりで説明もめいっぱい、いい意味で惜しみなく教えるので、
通訳し終わる前に次々とかぶってくる傾向があります←ちょっと困る)

富山の小学校での通訳は…子供が相手なだけに、結構気を使いました。
ちゃんと正しい日本語じゃないと、子供って理解してくれないでしょう。
丁寧に、子供の分かりやすい言葉を選んで、文章をなるべくコンパクトに。
でも、大事なポイントはやっぱり、絶対に落とさない!

新聞やテレビの取材は…深い内容の質問が多いので
ハイドシェックの答えが長く、詳しくなる傾向が。
頭の中が同時通訳状態になります…。
大事な言葉が次から次へ出てきて、あれもこれも伝えなくては、と焦ります(笑)
私というフィルターを通して、メディアにハイドシェックの言葉が載るんですから…
責任重大。いい加減な事出来ません。

親しい仲間との時間で通訳をする時は、楽しいばっかり。
そんな変な話、通訳させないでよぉ~という場面も多々あり。
ハイドシェックって、面白い話をする前にすでに自分が耐え切れなくなって
なに言ってるかわかんない時があったり。オチの前に自爆してしまうタイプですな。
そうなっちゃうと、そのハイドシェックの様子が面白すぎて
話の内容なんかどうでも良くなっちゃう(笑)

通訳をするという事は、
私もそのコミュニケーションの中に入って
一緒に楽しむ、そんな素敵な時間なのです。
ただ訳して、言葉を正確に伝えるだけじゃなく、心を伝えるというか。
きっと、演奏する時の気持ちと、どこかで共通するのだと思います。
これからも機会があればどんどん経験を積んでいきたいなぁ…
と思う、今日この頃です。
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by moncheminparis | 2007-06-10 00:17 | フランス語 francais | Comments(10)
2007年 01月 16日
重い…
ドキーン。
このセリフ、言われたらキツイですね~。
「お前の愛が…重いんだ・・・悪いけど…」
あぁ。。。修復可能でしょうか。。。



いやいや。
そうではなくて。



重い→フランス語で lourd
最近自分で使ってあら?と思った。
この単語の使い方が改めて注目すると面白いなと思って。

「Il est lourd」 直訳すると「それは重い」
単純に、荷物が重い時などに使います。
あと、私が良く使うのは食べ過ぎてしまって(笑)
胃が重~い時。なんだか体が重い時…。

こういう使い方はすぐにイメージが湧くのですが
他にも使い方があって。

例えば、カフェで1人のんびり気ままな時間を過ごしていると・・・
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何やら隣のムッシューの視線が気になります。。。
嫌だな~席変わっちゃおうかな~と思う矢先。
「マドゥモアゼ~ル、アナタどのクニからキタ人デスカ~、アナタキレイデスネ~、Ohジャポネーズ!(日本人)、
ワタシスコシ日本語ハナセマ~ス、ニホンダイスキデ~ス」
・・・・・・いますね~この手のムッシュー。

都会だからでしょうか、パリにはこういう出会い?が結構あって
昔、クレープ屋で日本人3人でわいわい食べてたら
いきなり隣のフランス人に日本語で話しかけられた事があります。
しかも超関西弁で!あの時はあせった(>_<)

まぁ、いいんですよ。
日本が好きだって言ってくれてるわけですし、キレイと言われて悪い気はしないわけで。
こういう時は、無視!するのはちょっと可哀想なので
適当に交流し(笑)、あとはごきげんようと席を立つのがいいのですが
時々、しつこいのがいる。粘る。電話番号を寄こせと言う。
あ~うっとおしい。うざい。

そんな時。
「Il est lourd」 となるわけです。

他にも、面白くないギャグを自己満足で続けてくる人とか(笑)
雰囲気が読めずしょーもない下ネタをずっとやめないで絡んでくる人とか。
こういうのも、全部 「Il est lourd」

今まであまり気にしてなかった単語だったのですが
ワタシの愛用辞書、ロワイヤル・ポッシュで引いてみました。

すると。

lourd 形容詞
 ①重い、深い眠り、
 ②重量のある 
 ③重大な、難しい

・・・と続き

 ④鈍感な 例:へたなシャレ

おぉ!いい感じですね。

 ⑤(天気が)うっとおしい、(食物が)胃にもたれる、(においが)きつい

う~ん。読んでるだけで苦しい。

 ⑥(スポーツ用語)ヘビー級




いや~ここまで来て、変な事思い出してしまいました~。

昔友達と食事してたらそれこそヘビー級の超マッチョなお兄さんに声をかけられて、
それがもうしつこい!体デカイし怖いしで逃げられなくなって、
それじゃそっちの連絡先教えてよ、気が向いたらこっちからかけるからと無理やり納得させて、
その後もちろんほったらかしにしてたら何と数日後、メトロのホームでばったり再会!!
もうこれは運命だとか何とか騒ぐもんだから(笑)ここは覚えてないふりして知らん振りを決め込んだら、
今度は大きな声出してキレ出すし、ホントあの時はまさに、「Il est lourd」でした。重っっっ!

要はこういう時は
④と⑤が当てはまるわけなのですね。
嫌がってるのに読めずに鈍感&うっとおしい!の一言。

ごり押ししてもダメなものはダメ、と何故わからないのか。
大体、ナンパって成功するんですかねぇ。
私はダメ。もう声かけてきた時点で怪しむ(笑)
そこから発展なんて、あり得な~い。

しつこいナンパは「重い」です!

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パリ4区のカフェ・マルティニ。
ここで良く集まって飲んでました。
私のフランス語もここで鍛えられたな~。
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by moncheminparis | 2007-01-16 11:17 | フランス語 francais | Comments(2)