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2008年 11月 23日
はつゆき
米沢、富山から初雪のニュースを頂いたばかりですが
パリでも今日、初雪が降りました。
ラジオで「パリ地方では今日は雪が降るでしょう」と放送している間に
本当に降ってきたので、しばらく窓辺で見とれてました。。。
雪が降ると、普段の風景も違って見えるから不思議ですね。

雪が降るとついつい口ずさんでしまう。
はつゆき_c0086674_20552656.jpg

若い音楽家と一緒に、歌いましょ。


ゆ~きや、こんこ。
あられや、こんこ。

こんな映像と一緒だと
ちょっとバロック風にアレンジしたくなる??

でも我が家には
こたつで丸くなるネコがいない(涙)。
だいたい、こたつもないし。

いまいち、雰囲気に欠けます(笑)。


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# by moncheminparis | 2008-11-23 21:00 | パリ風景 Paris
2008年 11月 18日
スコラ・カントルム音楽院
お陰さまで今年度は少しずつではありますが
色んなシチュエーションでお仕事が入ってくるようになりました。
様々な角度から、新たな視点でフランス社会を見るいい機会でもあります。
留学で渡仏して、教えてもらう、助けてもらう事が当たり前な生活をしていた頃とは違う…
今さらながら、社会勉強というか…目からウロコ、という事も多々あり。
なかなかエキサイティングな日々です。

スコラ・カントルム音楽院_c0086674_2012145.jpg

♪パリ5区、
La Schola Cantorum音楽院内のレッスン室にて



見た目にも分かる(笑)
かなり年季の入ったプレイエルのグランドピアノ。
古い楽器ですが状態はなかなか良く、
軽やかないい音してました。



パリで著名な私立の音楽学校でもあり、私の母校でもある
La Schola Camtorum スコラ・カントルム音楽院。
ここで、定期的にお仕事をいただけることになりました。
昨日がその、初日。
なんだか懐かしい気持ち&ここの学生だった頃とは違う気持ちで建物に入る自分。

スコラ・カントルムで2004年秋から2005年初夏にかけて行なわれた
ハイドシェックによる「ベートーヴェンピアノソナタ・全曲マスタークラス」。
約6ヶ月間、ベートーヴェンのソナタばかりをひたすら勉強した日々。
毎日が挑戦、自分の限界との戦いのような日々でした。
マスタークラスは毎週公開で行われ、毎回新しいソナタを準備しなくてはいけなかったのです。

さらに、学長の意向で学期末の「コンサートディプロム試験」も受ける事に。
これまた別のプログラムを用意せよ、というわけで
とにかくスコラでの1年間は、「充実」という言葉以外に表現出来ない1年間でした…。

そんな思い出詰まった母校に
これからしばらく、ひと月に2回ほど行く事になりそうなのでちょっと嬉しい私です。
きっと今までには見えなかったスコラ・カントルムの顔、なども見えてくるかな。
この学校へ日本から留学する人も多いと思うので
なにか役に立つ情報などがあれば、そちらもレポートして行こうと思っています。

La Schola Cantorum
269 rue Saint-Jaques 75005 PARIS

TEL:01.43.54.15.39
音楽院のサイト(現在、何故かアクセス出来ません…載せる意味が無いですね!)


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# by moncheminparis | 2008-11-18 20:17 | ピアノ piano
2008年 11月 14日
パリ8区のコンサートホール Salle Gaveau サル・ガヴォー
パリのYAMAHAから招待券を頂き、Salle Gaveauへセルゲイ・タラソフ氏のピアノリサイタルへ行ってきました。
以前お世話になっていた方がタラソフと同門で、ウワサは兼がね耳にしていたのですが
聴きに行くのは今回が初めて。

パリ8区のコンサートホール Salle Gaveau  サル・ガヴォー_c0086674_2039883.jpg

ホール内。

写真だと上手く伝わっていないのですが
オルガンの装飾がとっても素敵なんです。

確か…数年前に改装した、はず。
(記憶があいまい)



Salle Gaveau は素敵なんですが
音響はちょっと…響きがまとまらず、もったいない。
ここはたっぷりした音量を!という部分で、どことなく不満が残ります。
鳴らないので、聞こえるべき音が聞こえず、混沌とした印象。
残響も少なめ。聴き手が一生懸命音の行方を辿らないと、聞き逃す。みたいな。
そして、ウワサの…「地下鉄の走る音」。やはり聞こえます。
聞こえた、と言うよりも振動が伝わってきた、という感じ。
ハイドシェックが昔、カシオペ版の録音でSalle Gaveauを使用した時、
日中だとマイクが地下鉄の音を拾ってしまうので、終電後、夜中に録音したという話は
ファンの間では有名なエピソードですが、やはり…録音には不向きでしょうねー。

ただし、座っている場所によっては気にならないかもしれません。
私は前半、席がピアニストの真正面で、あまり好きな状況ではないので
後半、後ろのほうに席を移したのです。
地下鉄の音が聞こえたのは、後半。


タラソフの演奏は、ホールの影響で「ダイナミック」さは残念ながら…効果半減かな。
でも、繊細さは良く伝わってきました。
素晴しかったのは、リスト編曲/シューベルト歌曲 の3曲。
(プログラムは記事の最後に載せてあります)
そして、アンコールのラヴェル:水の戯れ も良かった。


タラソフはコンクールコレクションでもしているのか、と言いたくなる経歴の持ち主。
17の国際コンクールで上位入賞をはたしています。すごすぎ。
でも、これはコンクール狂いの父親の影響とか。
数年前には、風のウワサで「飲酒運転で事故を起こした」という話も聞こえてきたり。

なかなか大変な人生のようです。
舞台で見せる、独特な「寂しさ」が妙に印象に残ったリサイタルでもありました。。

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セルゲイ・タラソフ ピアノリサイタル 会場:Salle Gaveau

<プログラム>
シューベルト:ピアノソナタ ハ短調 作品958

シューベルト/リスト編曲:
「万霊節の日のための連祷」 (Litanei)
「舟歌 夜のしじまに」 (Barcarole "Natten er saa stille")
「水車職人と小川」(Der Muller und der Bach)

ラフマニノフ:前奏曲 作品3 
ラフマニノフ:ピアノソナタ 第2番 作品36


Salle Gaveau
45 rue la Boétie 75008 Paris


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# by moncheminparis | 2008-11-14 21:04 | ピアノ piano
2008年 11月 13日
ピカソの世界
芸術の秋♪
という事でToussaintのヴァカンス最終日、火曜日にオルセー美術館に行ってきました。

祝日だったので、人手の多さは覚悟の上。そして予想通りの混み具合でしたが
1人でふらりと行ったので、マイペースでのんびり回る事が出来て満足。
美術館は欲張らず、ポイントを絞って回った方がいいですね。

今回のポイントは、ピカソ。
現在パリでは、オルセー美術館、ルーブル美術館、グラン・パレで
それぞれのテーマによるピカソ展を展開しています。

オルセー美術館のテーマは
「ピカソが見た<マネ:「草上の昼食」>」

「現実の裸体の女性」を描いた事でスキャンダル扱いされたマネの作品からインスピレーションを得た
ピカソによる「草上の昼食」バリエーションたちがたくさん展示されています。

これが、オリジナルのマネの作品
ピカソの世界_c0086674_22261338.jpg


それぞれの人物に
異なる光が当たっているような
ちょっと不思議な作品。。



ピカソはこの作品をまず…
ピカソの世界_c0086674_2228091.jpg



きちんと、真面目に
勉強したあと…



ピカソの世界_c0086674_22293165.jpg


1960年頃から
こんな感じになってきます。


ピカソの世界_c0086674_22303647.jpg


これは1961年の作品。
画面で見るよりも
実際にはもうちょっと明るい感じで
私はこのバージョンが一番好きだったかな。


ピカソの世界_c0086674_2236475.jpg

これは1962年。

この頃ピカソは最高に遊びモードに。
ダンボールを切ったものなどで
立体的な作品を試みたりしています。
それらも展示されていました。
子供のいたずらみたいで
見ていて思わず笑ってしまうくらい。


ピカソの世界_c0086674_2239260.jpg

これも1962年の作品。

ここまでくると
色彩も全く変化し
まるで元々ピカソ作品だったかのよう。



ピカソの作品は、好き嫌いあると思うし
私も、彼の全ての作品を好き、というわけではないのですが
「ザ・ゴーイング・マイウェイ」な、ピカソの世界は潔く
そこから受け取るエネルギーはすごい。
「草上の昼食」展では、ピカソのインスピレーションたちを次々見ているうちに
濃いピカソワールドにどんどんはまっていく…そんな感覚を覚えました。

グラン・パレのピカソ展も、良い評判を聞くので行ってみようと思ってます。


*********

ピカソの世界_c0086674_22482951.jpg

もともと駅だった構造を生かした
明るいオルセー美術館。
開放的だけど巨大すぎない。



Les Quatre Parties du Monde Soutenant la Sphère
ピカソの世界_c0086674_2256433.jpg


大好きな作品です♪


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# by moncheminparis | 2008-11-13 23:03 | パリ風景 Paris
2008年 11月 08日
甘~いシャワージェル?
フランスのgel douche(シャワーソープ)は、香りの種類がとっても豊富。

こんなのまで!
甘~いシャワージェル?_c0086674_2354264.jpg

最近の新商品。

Bourjois Paris ブルジョワ・パリ 
「Carrément Chocolat」

日本語に訳すと、「ちゃんとショコラ」って感じかな。

少し前から、ちまたでウワサは聞いていたのですが
タイミングが悪いのか、それとも大ヒット商品なのか?
どこに行っても、売り切れ、品切れが続いて。
ようやく見つけて、めでたしめでたし。


まず、容器が可愛い。
金色の丸い取っ手とパールがかったベージュの蓋。
ボディー部分はチョコレートカラーとローズピンク。
お洒落シックな色合いが目を引く!

さて、肝心の中身は??

これが、期待を裏切らない「ちゃんとショコラ」なシャワーソープなのです。
まず、香り。 →と~っても、ショコラで、しかもちょっとスパイシーなの。
ジェルの色、感触。 →パールが入ったマロン色、かなりしっとり系。泡立ちよし。
タオルにとって泡立てると、シャワー室中がショコラの香りに!

洗い終わった自分、ほんのりショコラの香り★いい匂~い!
これは…はまるかも…


何故、ショコラなのか?
このシャワーソープの効用は
カカオバター配合による保湿 & ショコラの香りによるアンチ・ストレスを謳っています。
うん!確かに。しっとりするし、ショコラの香りでうっとり。ショコラ de アロマテラピーって感じ。
それにしても、ショコラ風味(じゃなかった…)ショコラ香のシャワーソープなんて、とってもフランスだなぁ。

情報&流通の早い日本のこと、もしかしてすでに日本でも発売されているかな?

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# by moncheminparis | 2008-11-08 00:31 | 日々のこと… d'habitude