2008年 11月 06日
最近の発見。 「いもや」で買うじゃがいもは味が、違う!うま!多分栄養価も…違うような。 長くフランスに住んでいて、しかも私は「イモ系」大好きなのに今まで知らなかったなんて、とっても損した気分。 私の言う「いもや」とはマルシェの「芋スタンド」。 芋、専門のマルシェ。 フランス人ってドイツ人に比べたら負けるかもしれないけど じゃがいもの消費量がとっても多いらしいです。 しかも、じゃがいもの種類が沢山あることも最近発見。 ソテー用、ピュレー用、フリット(ポテトフライ)用、などなど。 週末のマルシェで、私が最近通っている「いもや」のムッシューに教わりました。 「ソテー用でもね、こっちの方が実が引き締まっててうまいんだよ。」とか。 「こっちのは火を通すとすぐにくずれちゃうけどピュレにするとうまいよ。」とか。 「こっちのは、食感がねっとりしてるよ。」とか。 と、鼻をふくらまして説明するムッシュー。。 で、最近入手したじゃがいもさんたち。。 「実が引き締まってる」メークインタイプ(白っぽい方) と 「黒いイモ…」 「この真っ黒なイモは何??」と聞いたら、 (光の具合で真っ黒に見えた、でも本当は紫色です) 「Vitelotte って種類だよ、古い種類のイモ。栗の味がするよ。」、ですって。 栗の味。。 なんだか興味あり、という訳でこちらも入手。 メークインタイプのは、皮ごとレンジでチンしてからソテー。 もしくは、おなべに生のまま少量の水とオリーブ油とバターとにんにくを入れて茹で揚げ風に。 水っぽさが全くなくて、も~っちり。味が、濃い。 Vitelotteは、なんだか野生的な面持ちなのであくが強いかもと思い、皮は剥き やはりレンジでチンしてからソテー。 チン♪後の様子。中まで濃い紫色なんです~。 栗の味、と言ったムッシューの意見は なるほど、という感じ。 味が、というより食感が、栗。 とってもぽっくぽく、なんです。 間違ってもピュレには出来ないって感じ。 つぶれません。 私が思うに…Vitelotteは、とても古い種類のじゃがいもなので 多分、普通のイモよりあくが強いかも。少なくとも私は、そう感じました。 だから、レンジでチン♪じゃなくて、お鍋で茹でてからソテーの方がいいかもしれない。 そして、野生的なお味なのでクリームなどを足すとマイルドになって食べやすい。 もうちょっと研究してみたい、味でした。 ピュレにするなら、これ! とのアドヴァイスで入手したじゃが。 これは、そうそう。 まるで男爵イモ! ピュレもいいけど ただレンジでチンして(こればっかり) じゃがバターで食べるのが最高にうまし。 でんぷんが多く、甘~~い。 まだやっていないけれど ピュレも、もちろん絶品でしょうね。 マルシェにいくたびに、フランスは豊かな農業国なのだなと実感。 フランスの野菜たちはが味が濃く、滋味をしみじみ感じます。 しかも実りの秋…食欲の秋…ですからね~。 最近のマルシェ、主役はやっぱりきのこ、でしょうか。 きのこはちょっと高めなので、なかなか気軽には手が出ませんが。 あとは、栗やいちじくなど、ぶどうも美味しいし、梨やりんごなども美味しい季節です。 食べ過ぎて成長しないようにしないと! さっ、練習、練習! 読書の秋、学問の秋…(←自分に言い聞かせ中) ***************************************************** 応援クリック、シルヴプレ #
by moncheminparis
| 2008-11-06 19:19
| 食べもの miam-miam...
2008年 11月 04日
時々、私はフランス人の女性の友人が少ないなぁ…と思うのです。 なんでだろ? たまに、日本人の口から「フランス女性って大嫌い!」という意見も聞きます。 エゴイストで、計算高くて、プライド高くて…って。 私は、友人が少ないのでよくわかりません。 でも、本当に不思議なほど…フランス人女性とはなかなか友達になれないんです。 この間。 う~ん…原因の1つはこれかも。 と、思った出来事が最近続けて2つありました。 出来事その1 メトロにて。 まぁ、仏人のメトロマナーの悪さは…もう言うまでもないのですが。 とにかく、混雑時はメトロから降りるのがとても大変。 まだ降りてない人がいっぱいいるのに乗り込んでくる図々しい人々を押しのけ ようやくホームに到着、なんてシーンは多々あります。 「Pardon, s'il vous plait, passez-moi...S'IL VOUS PLAIT!!!!!」 「すみませ~ん、通してくださ~い…って言ってんでしょっ!通してよっ!(イラっ)」 アドヴァイス:フランスでは文句は大きな声でハッキリ言いましょう♪ この日もそんな、ごちゃごちゃしたシーンで事は起こりました。私の目の前で。 「Ne me poussez pas! Vous ne voyez pas que je suis enceinte???」 (押さないでよ! 妊娠してるの、分からないの???) 文句を言われた相手は(こちらも女性)、自分の身に覚えはないと猛反撃。 そんなわけはない、あなたのその手が押したんだ、とまたまた反撃。 なんですって??言いがかりはやめてよね、何の証拠もなく!! キーキーキー… すごかったです。。まるでサル。 甲高い声でキンキンと。 そしてついに「Espèce de sal...(ピー!放送禁止用語)のゴングが鳴り、つかみ合いの大喧嘩に発展。 慌てて止めに入る男性陣…(多分この2人の女性とは何の関係もなし)。 妊娠してるのに、つかみ合いの喧嘩をしていいのか? 大体、どっちかが雰囲気読んで引いていれば…こんな騒ぎにならないのに。 なんでどっちも言い張るのか… 押されて「ムカっ」の気持ちはすごくよく分かる。私も経験した事あるし。 でも正直、誰が押したかなんて混んでいるとわからない。 しかも、押した方も後ろから押されて流れで…みたいな事もあり。とにかくめちゃくちゃですから、混雑時のメトロは。 この頑固っぷり。ヒステリーっぷり。 誇り高い、とは違うんだなぁ。。 あ~苦手。。 出来事その2 行けば行列で有名なLa poste(郵便局)。 ノロい局員…はもう、文句も言い飽きた感がありますが 計算出来ない、局員ってのがいまして。。 いつものように、並んで待っていたのですが 「おつりが合わない」と窓口で…始まってしまって。 最初10ユーロ渡した、それで切手を何枚かったからおつりはこうなるはず… と、もらったばかりのおつりを見せながら局員に説明するマダム。 ちなみにまたまた、局員=女性 vs マダム、の女性対決。 これね、良くないパターンです。だっておつりを渡したほうは間違ったと思ってない。 押し問答の始まり~~で、5分以上だったかなぁ、とにかくどっちも引かない、引かない。 そのうちヒステリックになって、局員のほうがキレて奥に引っ込んでしまって(キレる場面なのか?) 残されたマダムはさらに激怒、責任者を出せっ!と大声で…。 で、結局どうなったか。 バカみたいな結末。 結局、おつりを渡すほうが間違ってたんです。。 それをね~~~、早く認めてさっさと仕事せんかい!とつくづく。 この、無駄な頑固さ。そしてしつこさ。 私だったらどうするかなぁ。。 おつりの間違いは後々で納得行かないまま、悶々とするの嫌だしなぁ。 この時のマダムのように最後まで戦うかどうか。 うーん。びみょ~~~~~~。。。 フランス人の女性たちは、とてもハッキリしている人が多い。 そしてとにかく、口が達者!いつも自分が勝ちたい、と思っているような。 私の数少ないフランス人女性の友人が言うには ライバル心が強く、いつも注目されていたい、大事にされたい、という 独特のワガママっぷりはフランス人女性の特徴なんだそうで。 イニシアティブを男性に任せっきり、という女性は少ないかも。 そして、優先権を握りつつ男性から「可愛いね、きれいだね」と言われるタイミングは逃さない、みたいな。 この、アグレッシブさが私は…苦手なのかも。 空気を読んで「うふふ」とあいまいな笑顔でお茶を濁す…なんて、バッカじゃないの~~~~? と、言わんばかりのフランス女性陣。 まぁね、私も…感化されて(もともと?)、つい「戦うおんな」になってしまう、事もありますが…。 お茶濁して後で嫌な気持ちになるのは自分だもんね。 でもね~。 やっぱり、ヒステリーにはならないようにしようっと。 どんなに言い分が正しくても、美しくないもんね。 時々、妙にフランス社会に疲れます。 無駄な衝突は避けたい私は、やっぱり…日本人だなぁ。。 ***************************************************** 応援クリック、シルヴプレ #
by moncheminparis
| 2008-11-04 21:22
| 日々のこと… d'habitude
2008年 11月 02日
毎年恒例の Salon du Chocolat 。今年で14回目なのだそうで…。 ショコラ好きでピアニスト仲間の友人に誘われ、行ってきました。 ちなみに行くのは初めて。 人ごみ苦手な私は、行きたいと思いつつも…毎年なんとなく尻込みしてました。 会場中がショコラ、ショコラ! 右上のビビットカラーショコラは パリで活躍する日本人パティスリー、 サダハル・アオキの「ボンボン・マキアージュ」 試食しましたが とても美味しいショコラでした! 日本的なフレーバー、 ゆず、わさび(!)、バンブーなどもあり。 拍手! ******* そして右下は東京からの参加、 「マダム・セツコ」のショコラたち。 繊細&洗練な表情のショコラに 感動の声をあげるフランス人多し。 入場料12ユーロは高いかどうか?? とにかく広い広~い展示場に160を超えるショコラティエが集結。 多くのスタンドではdégustation(試食)が出来ます。 もちろんこれは購買効果を上げるためのものですが、食い逃げももちろんあり(笑)。 だって、試食したものを全部買うわけにいかないでしょ。 ネスレ、リンツなどの大手メーカーなどは、無料でポンポンとチョコを配ったりしています。それも板チョコ丸ごと、とかね。 さすが太っ腹って感じ。 ショコラ(カカオバター)を使ったさまざまな製品、 例えば化粧品やリキュール、健康食品などの展示もあり。 ショコラ・エステ、とか! その他にも、ショコラで出来た服を着てのファッションショーとか お料理などのデモンストレーション、 ショコラを使った創作ショーなどなど。 とにかく目まぐるしいほど盛り沢山なので、12ユーロは妥当な値段かなと思いました。 サロンの全体的な感想は ここに集まるショコラティエたちはやはりレベルが皆高く、どれも個性的だという事。 そしてパリでは普段出会えないフランス各地や世界各国のショコラに出会えるのも魅力です。 もちろん、パリのショコラティエでも知らない店と多くの出会いがあって 印象に残った店のカードをもらったり。今後のためにチェックチェック! このイベントがあることで、ショコラティエたちは1年に1度、とても盛り上がるでしょうね~。 そんな熱気をムンムン感じたサロンでした。 それから、日本人スタッフの多さにちょっとビックリしました。 サロン・ドゥ・ショコラは東京でも行われているから、なんでしょうが 日本人ってそんなにショコラが好きだったかな??と正直驚き。 流通の世界の事は全くワカリマセンが、ショコラ界にとって日本人はかなり重要な顧客のようです。 こちらはチョコで出来たブーティたち。。 つま先からかかとまで、 もちろん紐も全部チョコ。 質感まで凝ってて芸術的。 カーブの具合がさすがモードのお国。 色っぽいですね~。 パリのシンボル エッフェル塔が… マロン色のチョコバージョンに! これ、かなり目立ってて大人気。 エッフェル塔のような、シルエットがハッキリしているものは ショコラ細工にもピッタリ合いますね。 キラキラがちりばめてあるのは 夜、毎時0分にエッフェル塔のイルミネーションが キラキラバージョンになるので、そのイメージなのでしょう。 ****** 多くの試食の中からピン!と来たショコラを数点、 自分用に購入して、帰宅。 いや~この日は半日、よく歩きました。 帰ったら足がパンパンになってました~(笑)。 ***************************************************** 応援クリック、シルヴプレ #
by moncheminparis
| 2008-11-02 03:40
| 食べもの miam-miam...
2008年 10月 28日
現在、ワケあって。 家中がヴァニラの香りに包まれております。。 <ヴァニラ> 種子は香料の原料となるが、 収穫した豆(種子鞘)には香りはない。 ここから発酵・乾燥を繰り返し行う事によって 初めて独特の甘い香りがするようになる。 鞘の中には非常に微細な黒色の種子が無数に含まれている。 ひょんな事から、大量のヴァニラ・ビーンズを入手。頂きものです。 モーリシャス島からやってきたものだそうです。 1つずつが25cmほどあって、つやつやしています。。 実はこれって買うと…結構高価、ではないでしょうか。 あま~い幸せな香りが広がって。まるで家中がどこもかしこもヴァニラ風味になったようです。 ちょっとでも触れると、手にも香りが付いちゃって。 間違えてその手をペロッと舐めてしまいそう。 早速。 ヴァニラ・ビーンズを使ったレシピ… と、考えてみたのですが。 プリンとか、アイスクリームくらいしかレシピを思いつく事が出来ません。 毎日食べたらコレステロールが上がりまくりっ。 それと、これって長期保存が効くんでしょうか。。 こんなに大量だと、使いきれずに無駄になっちゃうのが嫌なんですが。。 誰か~アドヴァイスを!!!!! 幸せすぎる悩み。。。 ************************************************** 応援クリック、シルヴプレ #
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| 2008-10-28 19:56
| 食べもの miam-miam...
2008年 10月 27日
ニコラ。 日本語教室、2年目に入りました。 ええ。。 続いていたんです。。 やめちゃったかと思ってた人、いるでしょ。 ブログに書かなかったし。 去年、クラス開始当初、35名ほどいた受講者が最後にはたったの5人になったんだそうで。 なんだそら。。全然ダメじゃん。 そんな過酷な状況の中??ニコラは最後までよく頑張ったようです。 「ようです」と、まるで人ごとの様な私の態度。 よくないですね(-_-;) 実は、私…去年1年間全然協力しませんでした。 だってもう、めんどうで!その一言に尽きます。 これは何で?あれは何で?と質問を浴び、答えられないうちに投げ出したのは、私。 それに、いつか教室通いも自然消滅するかなと思ったのですが、意外や意外。ニコラ粘り強い。 そして。。。 実は、知らないうちに結構上達している… う~ん。健気。。 ワタクシ、さすがに少し反省いたしました。 毎日日本語で「ただいま!」と帰ってくるようになったニコラに 私はもう少し親切に接するべきですね。 日本語なんて全然興味持ってくれないって彼氏を持つ人もいるかもしれないのにね。 やっぱり、協力してあげないと。態度を改めます。 でも。私は日本語を教える方法は知りませんので。 自己流で。そして、マイペースで(笑)。 というわけで。 最近は、ピンと来たときにいきなり日本語で会話を始めたり(強引) フランス語で日本語の響きに似ている言葉を聞いた時に、「ところでさ~」とか。(やっぱり強引) ポニョの歌を一緒に歌ったり(これはかわいい) 英語の歌を「空耳」日本語で意味不明の歌にしたり(超バカで楽しい) などなど。 そして、あくまでも「気が向いたら」ですが、授業の復習に付き合ったり。 今日は私はスミスさんになりました。会話の練習です。 そうそう。 ゲームみたいに、パソコンで楽しく日本語を学べるソフトもあるんですよ~♪ 結構効果あるみたい。 例えば。デジタルかるた、みたいなものがあって、ニコラはひらがなとカタカナをこれで征服。 ってなわけで。 2年目、頑張ります(私も)。 ***************************************************** 応援クリック、シルヴプレ #
by moncheminparis
| 2008-10-27 03:16
| にこらのにほんご nihongo
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みなさまのご訪問に感謝。コメントは認証制です。現在ハイドシェック来日&新譜情報強化中。
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........................ *profile* 愛知県立芸術大学器楽科卒業後、渡仏。エコール・ノルマル音楽院入学。演奏ディプロム取得。その後スコラ・カントルム音楽院入学。同音楽院コンサートディプロムを審査員満場一致の一等賞で取得。サン・ノム・ラ・ブルテッシュ国際ピアノコンクール「フランツ・リスト賞」、U.F.A.Mコンクール室内楽部門第2位受賞。1998年以降エリック・ハイドシェック氏指導の下研鑽を積み、ソロ、室内楽、伴奏等で幅広く活躍、また後進の指導も力を入れ、2010年よりパリ郊外のコンセルヴァトワールにて教鞭を取る。 「ピアニスト鈴木晴美の部屋」 Comment elle joue? *** 音源UPしました♪ ................... *インタビュー掲載サイト* 音楽留学サイト And Vision (2007年1月) 最初はみんなゼロだった 前編&後半 (2008年12月) ................... *リンク Liens * ハイドシェック公認日本語サイト 「エリック・ハイドシェック通信」 ハイドシェック公式HP(仏語) Bienvenue sur le site officiel du pianiste Eric Heidsieck コンサートイマジンHP concert imagine 以前の記事
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